平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

JR東日本「キュン♥パス」で乗車人員の少ない新幹線12駅下車計画

一日の乗車人員千人以下の新幹線12駅で下車体感する列車乗継コースです

今回は、キュン♥パス旅行計画コース紹介の4回目です。

列車乗車と車窓体感主体の内容はこれまでの3回と同じで、観光地主体ではありませんので予めご了承ください。

JR東日本が毎年公表している「各駅の乗車人員」の中で、2022年度の新幹線駅別データがあります。

一日の乗車人員が多い駅と少ない駅をみてみます。(以下、単位は「人」)

 

◆ 一日の乗車人員1万人以上の駅

① 東京:51,292

② 大宮:25,514

③ 仙台:19,944

④ 高崎:11,271

⑤ 宇都宮:10,344

 

◆ 一日の乗車人員が千人以下の駅

① いわて沼宮内:57

② 安中榛名:230

③ 飯山:529

④ 上毛高原:566

⑤ 七戸十和田:569

⑥ 新花巻:572

⑦ 浦佐:601

⑧ 二戸:636

⑨ 白石蔵王:698

⑩ 水沢江刺:738

⑪ くりこま高原:776

⑫ ガーラ湯沢:984(※正式には上越線の駅)

 

乗降の多い駅は今後とも利用する機会は多いでしょうが、逆に利用の少ない駅はなかなか下車体験できるものではありません。

そこで今回のキュン♥パスを使って、乗車人員の少ない上記12駅を訪ねるのはいかがでしょうか。

冬だけ営業のガーラ湯沢も千人以下の駅なので、ここでは上越新幹線的な扱いとして計画に盛り込みます。

列車名の太字が指定席2回分を使って乗車する列車、下線が下車体感の12駅です。

 

1.東北新幹線の7駅訪問

東京6:04発→「やまびこ51号」→郡山7:24着、7:41発→「やまびこ293号」→白石蔵王8:06着、8:29発→「やまびこ201号」→仙台8:44着、8:50発→「はやぶさ101号」→くりこま高原9:12着、9:58発→「はやぶさ103号」→水沢江刺10:21着、11:38発→「やまびこ53号→新花巻11:54着、12:59発→「やまびこ55号」→盛岡13:12着、13:37発→「はやぶさ21号」→いわて沼宮内13:49着、15:49発→「はやぶさ25号」→二戸16:02着、18:01発→「はやぶさ31号」→七戸十和田18:25着、18:53発→はやぶさ46号」→東京22:04着

【自己評価】

いわて沼宮内と二戸の2駅で、次の列車まで約2時間待つことがネックです。

よい乗り継ぎパターンとは言えませんが、停車列車の本数が少なく、運転間隔が開くため、効率的な列車計画は難しいところです。

災い転じて福ではありませんが、いわて沼宮内と二戸、各2時間待ちの過ごし方として、時間調整を兼ねて、IGRいわて銀河鉄道青い森鉄道701系電車で往復するのはどうでしょうか。

ロングシートだけの味気ない電車というのが定評ですが、かつての東北本線の複線電化設備、貨物列車の動脈として、強化されている線路での高速運転も見どころです。

以下は、701系電車による往復電車コースです。

 

いわて沼宮内での701系体感】

新幹線でいわて沼宮内13:49着→13:56発→IGRいわて銀河鉄道、下り八戸行き→小鳥谷14:22着(4駅目)→小鳥谷14:29発、上り盛岡行きで、いわて沼宮内を一旦飛び越えて好摩へ→好摩14:57着→好摩15:05発いわて沼宮内行き→いわて沼宮内15:16着→新幹線15:49発乗車

 

【二戸での701系体感】

新幹線で二戸16:02着→16:32発下り、IGRいわて銀河鉄道青い森鉄道八戸行き→北高岩17:04着(二戸から8駅目)→北高岩17:10発上り盛岡行き→二戸17:43着→新幹線18:01発乗車

 

2.上越新幹線3駅、北陸新幹線2駅の訪問

東京6:08発→上越新幹線「とき301号」浦佐7:35着、7:59発→「とき306号」→越後湯沢8:10着、9:00発→「たにがわ471号」→ガーラ湯沢9:03着、9:25発→「たにがわ406号」→上毛高原9:41着、10:46発→「たにがわ408号」→高崎11:01着、11:20発→「はくたか559号」→飯山12:17着、14:13発→「はくたか564号」→長野14:24着、14:29発→「あさま620号」→佐久平14:51着、15:47発→「あさま622号」→安中榛名16:07着、17:07発→「あさま626号」→本庄早稲田17:25着、17:53発→「とき334号」→東京18:04着

【自己評価】

ガーラ湯沢への列車時間帯が限られるため、午前の列車でガーラ湯沢を往復することがポイントです。

飯山は、上下列車の発着時刻の関係で2時間弱の待ち時間が生じます。

飯山線で飯山12:46発に乗ると、長野に13:37着です。

豊野-長野のしなの鉄道運賃260円は別払いです。

 

長野から安中榛名へは、安中榛名停車列車までの待ち時間の余裕を活かして、佐久平にも下車観察を盛り込んでいます。

また、安中榛名から東京へ「あさま626号」で直行で18:12着よりも、余裕時間を活用して、本庄早稲田にも下車観察の計画としました。

その結果、東京着18:40となって「あさま626号」での直行よりも東京着が28分延びますが、本庄早稲田は新幹線単独駅であり、下車の機会は少ないと思われます。

今回のキュン♥パス活用で本庄早稲田も下車体験してみてはいかがでしょうか。

 

(※ 記載にあたり、JR東日本「各駅の乗車人員2022年度 新幹線駅別」を参考にさせていただきました。)