5両化を機に女性専用車の設定見直しを
東武野田線(東武アーバンパークライン)全線で2024年度から、現在の6両編成全車が1両減って5両編成になります。
朝のラッシュ時ピークの混雑でも、全盛期に比べれば減っている、今後も増える見通しはないから、ということでしょうか。
東武野田線は東京と直結はしていない路線です。
東京へ向かう私鉄(同社伊勢崎線、北総、京成)、JR(東北、埼京、常磐、総武線)、第三セクター(つくばエクスプレス)等への連絡路線の性格も高くなっています。(新京成もその点、東武野田線と類似の面があります。)
各編成の減車は1両とは言え、朝のラッシュ時の乗客は不安と不満を持ちます。
その解消策は3つあります。
1.朝、1両増結して6両化すること、又は6両編成を残すこと
2.朝、増発すること
3.女性専用車の設定を終了すること
このうち、
1は、東武が5両化を宣言した以上、実施しないでしょう。
2は、現在の編成数で効率化する趣旨ですから、これもないでしょう。
3は、1両減車した中での女性専用車廃止では、
女性専用車の乗客からの苦情が想定されます。
東武側は女性専用車を設定した以上、5両編成でも継続のようです。
女性専用車に乗らない(乗れない)乗客はどうでしょうか。
6両編成なら、まだ他の5両があると言い聞かせていました。
しかし5両編成の際、残4両でも仕方ないと受け止めるでしょうか。
5両編成でも朝ラッシュ時は実質4両編成と同じであり、今以上に混雑が増す心配があるからです。
東武側が利用減の状況説明を繰り返すだけで、6両編成残存なし、増発なし、女性専用車継続の、すべての両立は困難と思われます。
もっとも実施可能な対応策は女性専用車の見直しと考えます。