平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

「自分へのご褒美」とJR豪華3列車

たまには贅沢もいいかと、クルーズトレインで旅をしますか?

「自分へのご褒美」という言葉があります。

頑張った自分への成果としてお金を奮発するもので、高額な物品の購入や高級レストランでの飲食などが多いようです。

ご褒美に旅行、乗り物を選ぶケースも含まれます。

その中に国内で豪華列車の旅という選択肢があり、JRには豪華列車(クルーズトレイン)が3列車走ります。

JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」、JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」、JR九州の「ななつ星in九州」です。

3泊4日で1人300万円近いコースもあり、熟年夫婦の利用がほとんどですが、鉄道ファンなら一度は乗ってみたい列車ではあります。

「いつかは自分のご褒美として豪華列車に乗ろう」という夢を抱きます。

ただしこれらの列車は一人又は鉄道ファン同士での乗車を想定しておらず、熟年夫婦向けのコースを組んだ団体ツアー型列車です。

鉄道ファンには夢を与えてくれる列車ですが、乗るよりも見る存在位置です。

 

豪華列車に乗るかどうかは同伴者の意見にもよります。

よほどの列車大好き同士でないと豪華列車旅行実現までには時間と理解が必要でしょう。

ご褒美の豪華旅行なら海外へ飛行機のファーストクラスと高級ホテル宿泊に話が進むケースが多いからです。

 

以下は筆者個人の話です。

今後、落ち着いた年齢になったら(もう至っているのですが)豪華列車に乗るかどうかですが、全国の鉄道路線に少しでも多く何回も乗る方が楽しめるタイプです。

また、豪華列車には1人用個室がないこと、夜行といっても走行はせず駅で滞泊のイメージなのが、乗りたくなる気分を高めません。

今後、心境は変わるかもしれませんが、現在は乗車と無縁でも後悔はありません。

豪華列車ならば新幹線はグランクラス、次にグリーン車の方が合っています。

在来線なら気軽に乗れる以下の列車です。

JR九州「36プラス3」「或る列車」「ふたつ星4047」、JR西日本「WEST EXPRESS銀河」、JR東日本サフィール踊り子」、東武近鉄の列車など。

 

夢がない、お金に硬すぎると言われればそれまでですが、豪華列車で車窓を見ることに違和感、不自然さを感じてしまいます。

同じ車窓でも庶民的、日常的な普通列車で車窓を見るほうが、親近感があります。

自分に高級列車は似合いませんし本来、グリーン車さえも似合いません。

ただ自分へのご褒美にグリーン車ならいいかというだけです。

 

紀行作家の宮脇俊三氏が、日本一の豪華列車は大井川鉄道井川線トロッコ列車と言っていたのが理解できます。

井川線黒部峡谷鉄道トロッコ列車小湊鉄道キハ200形を加えた3路線3列車が自分の別次元的な豪華列車です。

夢の豪華列車のテーマの割に夢のない結末で失礼しました。