平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

東武伊勢崎線特急が羽田空港アクセス線に直通した時の車両とダイヤの勝手予測

太田から羽田空港に直通列車を設定した場合、どのような列車とダイヤになるかの勝手な推測です

2023年6月7日付け拙「常磐線特急が羽田空港アクセス線に直通した時の利点と課題」の関連編です。

前回は常磐線特急が羽田空港アクセス線(以下、「アクセス線」)に乗り入れる構想内容でしたが、今回は東武伊勢崎線太田方面から足利市、館林に停車後、久喜で東北線を経由し、アクセス線に乗り入れて羽田空港へ直通する特急構想の話です。

東武日光線栗橋経由でなく、伊勢崎線久喜経由の特急(以下、「伊勢崎線特急」)で羽田空港ルートを新たに開拓するところが興味深いところです。

今回はその経過や利点はさておき、伊勢崎線から羽田空港直通の際の列車設定を中心に想定してみました。

毎回のことですが、何の根拠もない勝手な推測ですのでご了承ください。

 

常磐線特急5往復分を伊勢崎線特急に割り振りと想定

アクセス線の設定本数は、田町駅付近の分岐線単線事情から毎時4往復、15分間隔で、列車配分は常磐線特急、常磐線の特急以外(普通列車)、東北線高崎線になるのではとの構想でした。

アクセス線の毎時4往復という上限の中で、伊勢崎線特急がどのように割り込むでしょうか。

割り込み方としては、東武伊勢崎線久喜経由特急がアクセス線に乗り入れる時間帯だけ、常磐線特急(筆者は「ときわ」を想定)のアクセス線経由を品川発着に変更すると考えます。

具体的には、「ときわ」14往復のうち5往復分は品川発着にして、うち4往復を伊勢崎線特急に充てます。

4往復の列車は、東武JR東日本がそれぞれ1編成を充て、太田-羽田空港を各2往復設定します。

残1往復はJR東日本車両の所属車両基地を加味して、高崎-上野の通勤特急を定期化、羽田空港延長の形で設定と予測します。

 

◆車両は東武「リバティ」500系9連(3両✕3組)と、JR東日本E257系10連(5両✕2組)と想定

東武線のホーム有効長から、太田-館林は最大6両、館林-羽田空港は同10両と考えます。

車両は東武500系特急「リバティ」3両編成を3組で組成した9両編成、設定区間は太田-羽田空港です。

 

太田-羽田空港の特急設定に際しては車両費精算の関係等から、JR東日本も太田直通車両を用意しての相互乗り入れと思われます。

車両は、大宮総合車両センター東大宮センターのE257系5両編成2組の10両編成です。

 

JR東日本E257系の運用想定

JR東日本E257系は、高崎5時52分発特急「あかぎ」上野行きを10両編成化し、羽田空港行きに変更と思われます。

現在は土曜・休日運休列車ですが、羽田空港直通と伊勢崎線特急受け持ちの視点から定期列車化します。

現ダイヤの、上野7時37分着を地上ホームから高架ホームに変更し、そのまま羽田空港を目指します。

羽田空港到着後、太田行きとして折り返し→羽田空港→館林→館林で羽田側5両編成を切り離し→太田側の5両が太田へ→太田で羽田空港行きに折り返し→館林で先程切り離した5両を増結→10両編成で羽田空港へ。

羽田空港→太田→羽田空港で2往復した後、上野からは20時発「あかぎ9号」のダイヤを踏襲し、羽田空港発高崎行きを設定。

以上がE257系の1日の運用です。

 

東武「リバティ」編成500系の運用想定

太田発6両編成(3両+3両)で出発し、館林で3両を増結、館林-羽田空港は9両編成で運転と想定します。

羽田空港から折り返し太田行きとして、館林では3両を切り離し、6両が太田へ。

太田-羽田空港2往復の設定と思います。

 

羽田空港-太田は当初、4往復設定と想定

東武編成、JR東日本編成が各2往復、羽田空港-太田4往復ダイヤが基本と思います。

ただし、利用の少ない時期や乗車実績の時は、新宿-栗橋-東武日光鬼怒川温泉の特急「日光」「きぬがわ」同様、1日2往復も考えられます。

7月15日から運行を開始する東武スペーシアX」の運転日を見ると、毎日運転は木・金・土曜休日であり、月・火・水曜は従来の「スペーシア」を充てているところに東武の慎重さが感じられます。

運転しない日は常磐特急「ときわ」の品川発着を羽田空港発着に振り替えます。

 

以上が、東武伊勢崎線久喜経由、羽田アクセス線直通を行なったとした時の勝手な列車想定です。

東武にとって、7月15日からの「スペーシアX」の評判により、浅草発着の4往復が通年「スペーシアX」となって、伊勢崎線特急の設定、新宿・栗橋特急にも良い影響を与えてくれることを期待したいものです。

(※47NEWSを一部、参考にしました)