平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

新京成 車両基地見学会の参加者に対する計らいを見る

年間2回開催、参加者抽選と参加自由との組み合わせに感じた配慮

新京成は2023年10月7日(土)10時~15時30分に、くぬぎ山車両基地で「新京成サンクスフェスタ2023inくぬぎ山」(以下、「サンクスフェスタ」)を開催します。

今回で27回目となりますが、同イベントはコロナ禍の影響を考慮し、2020 年と2021 年は中止していました。

2022年はその影響を考慮しつつも、9 時30 分から15 時の入場時間の中で1時間単位で最大2時間、計5回に分け、各回500人(延べ2,500人)の時間と人数単位での入れ替え制及び完全予約制で10月8日に開催した経過があります。

今回は、新京成車両基地見学会についての内容です。

 

2023年5月28日開催「車両基地見学&撮影会ツアー」の経過

2023年は、今回の「サンクスフェスタ」開催の前に、京成トラベルとのコラボ企画により、5月28日(日)に「新京成電鉄車両基地見学&撮影会ツアー」(以下、「貸切臨時列車ツアー」)を開催しています。

ツアー前半は、新津田沼から貸切臨時列車に乗車し、くぬぎ山からそのままくぬぎ山車両基地まで電車で向かいました。

車両洗車機通過体験や車両基地の見学・撮影会等がありました。

車両基地では抽選で廃品(駅備品)販売も行われました。

ツアー後半では、再度貸切臨時列車に乗車し、くぬぎ山から八柱へ向かい、八柱での折り返し運転を体感後、新津田沼到着後、終了しました。

くぬぎ山車両基地への往復乗車は初めてのことと思われます。

140人募集で抽選制でした。

 

事前申し込みによる人数規制のない入場者無制限という新京成側の配慮

5月28日の「貸切臨時列車ツアー」や、2022年10月8日の「サンクスフェスタ」は人数制限があったため、当然ながら当選漏れの人は発生します。

今回、10月7日の「サンクスフェスタ」は、参加申し込み不要、参加費無料、人数制限無しのオープン企画です。

人数制限無しの背景には、5月28日の「貸切臨時列車ツアー」が140人参加のため、参加できなかった人に対する新京成側の配慮、フォローもあると感じられます。

人数と時間の制限なしで混乱しないか逆に心配になってきますが、「混雑状況により入場制限を行う場合がございます。※特に午前中は混み合います。」との注意書きがあります。

混乱しない範囲の中で、新京成側には万全体制で臨む意気込みと準備があってこその実施と考えられます。

 

人数制限付きの「貸切臨時列車ツアー」と、人数制限のない「サンクスフェスタ」との、年2回の車両基地見学の組み合わせは良い配慮と思います。

人数制限企画での当選漏れの人や、当日に都合で来られなかった人に対しても、2回の内容で人数制限の有無で振り分けることに新京成の計らいを感じます。

2024年度以降もこの2つのパターンで行なうことがよいのではないかと考えます。

 

今回の「サンクスフェスタ」での見学ポイントは

チラシを眺めていると、8800形8814編成の写真と、8900形のイラストが2種類添えられ、「8900形デビュー30周年!」とあります。

8814編成は現在、リニューアル化工事中で、新京成線運用情報を見ると2023年5月9日以降は工事中と考えられます。

10月7日の「サンクスフェスタ」までに工事が完了し、基地内で見学できるのかがポイントです。

チラシで同編成の写真を添えているので当日までに工事は完了、8814編成の見学は可能と予想しますが、どうなるでしょうか。

また、8900形デビュー30周年ということで3編成ある同形式の見学も期待されます。

8900形には一部、気になる点もありますが、そのことは別の機会に触れたいと思います。

10月7日の「サンクスフェスタ」の成功を期待します。