平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

JR 東日本(通称)キュン♥パスでどこへ行く?

「旅せよ平日!JR 東日本たびキュン♥早割パス」(通称:キュン♥パス)の東北路線列車乗り継ぎコースプランです

JR東日本が2023年12月5日付けで「旅せよ平日!JR 東日本たびキュン♥早割パス」(通称:キュン♥パス。以下、「キュンパス」)の発売を公表しました。
平日限定の乗り放題パスで、利用期間は2024 年2 月14 日(水)〜3月14 日(木)の中の1日間有効、大人1万円で子ども設定はなく、「えきねっと(Web)」限定発売です。

フリー区間はJR 東日本全線、青い森鉄道いわて銀河鉄道三陸鉄道北越急行えちごトキめき鉄道直江津〜新井間、BRTで普通車自由席が乗降自由。
新幹線・特急の普通車指定席に2回まで乗車可能です。

 

新幹線・特急の2回乗車をどこで活かすか

やはり新幹線での遠方が思いつきます。

東北新幹線新青森秋田新幹線で秋田、山形新幹線で新庄、上越新幹線で新潟、北陸新幹線上越妙高の順です。

ここに在来線の幹線またはローカル線をいかに組み入れるかになります。

心情的には、特急料金別払いですが土曜・休日限定の「週末パス」が2日間有効、8,880円で発売されているため、週末パスの限度であるくりこま高原、湯沢、酒田以北に行かないと「キュンパス」の意義が薄れるように感じます。

「キュンパス」は土曜・休日の乗車は無理で、平日なら乗れるという人には適した切符です。

今回は、主なローカル線の1路線乗車を含めた東京からの日帰りコースを順不同で考えてみました。

毎回のことですが、列車と車窓を楽しむのが目的の時間設定で、観光地時間は加味していません。

列車名の太字が、指定席2列車分を活用する新幹線または特急です。

 

東北外周と大湊線

東京6:08発→上越新幹線「とき301号」→新潟8:10着、8:22発羽越線「いなほ1号」→秋田11:57着、12:40発奥羽線「つがる3号」→青森15:22着、15:26発→青い森鉄道→野辺地16:10着、17:02発→大湊線→大湊18:04着、18:13発→大湊線青い森鉄道→八戸19:69着、20:12発→東北新幹線はやぶさ48号」→東京23:04着

 

東北外周と大湊線

東京6:32発→東北新幹線はやぶさ1号」→八戸9:22着、9:33発→青い森鉄道大湊線→11:13着、11:48着→野辺地12:39着、13:26発→青い森鉄道→青森14:59着、15:56発→奥羽線「つがる6号」→秋田18:41着、19:10発→秋田新幹線「こまち48号」→東京23:04着

 

三陸鉄道全線乗車①(八戸→盛方向)

東京6:32発→東北新幹線はやぶさ1号」→八戸9:22着、9:29発→八戸線→久慈11:10着、12:07発→三陸鉄道→盛16:35着、16:49発→釜石17:36着、17:44発→釜石線→新花巻19:46着、19:52発→東北新幹線「やまびこ22号」→仙台20:53着、21:31発→はやぶさ48号」→東京23:04着

 

三陸鉄道全線乗車②(盛→八戸方向)

東京6:04発→東北新幹線「やまびこ51号」→新花巻9:06着、9:23発→釜石線→釜石10:52着、11:38発→三陸鉄道→盛12:28着、13:00発→釜石13:51着、14:12発→宮古15:32着、16:35発→久慈18:11着、18:17発→八戸線→八戸20:03着、20:12発→東北新幹線はやぶさ48号」→東京23:04着

 

三陸鉄道北リアス線・山田線(八戸→宮古方向)

東京9:08発→東北新幹線はやぶさ11号」→八戸12:02着、12:24発→八戸線→久慈14:09着、14:15発→三陸鉄道宮古15:49着、15:54発→山田線→盛岡18:21着、18:50発→東北新幹線はやぶさ42号」→東京21:04着

 

三陸鉄道南リアス線・山田線(盛→宮古方向)

東京6:04発→東北新幹線「やまびこ51号」→新花巻9:06着、9:23発→釜石線→釜石10:52着、11:38発→三陸鉄道→盛12:28着、13:00発→釜石13:51着、14:12発→宮古15:32着、15:54発→山田線→盛岡18:21着、18:50発→東北新幹線はやぶさ42号」→東京21:04着

 

五能線

東京10:20発→東北新幹線はやぶさ17号」新青森13:29着、13:51発→奥羽・五能線リゾートしらかみ4号」→秋田19:01着、19:10発→秋田新幹線「こまち48号」→東京23:04着

※「リゾートしらかみ4号」は運転日に注意。指定券は別払

 

花輪線秋田内陸縦貫鉄道

東京6:32発→秋田新幹線「こまち1号」→角館9:35着、9:50発→秋田内陸縦貫鉄道(別払)→大館12:20着、13:15発→奥羽線→大館13:33着、13:36発→花輪線→盛岡16:31着、16:50発東北新幹線はやぶさ34号」→東京19:04着

 

花輪線秋田内陸縦貫鉄道

東京9:36発→東北新幹線はやぶさ13号」→盛岡11:46着、12:35→花輪線→大館15:25着、15:33発→奥羽線鷹ノ巣15:51着、16:28発→秋田内陸縦貫鉄道(別払)→角館19:00着、19:53発→秋田新幹線「こまち48号」→東京23:04着

 

由利高原鉄道

東京6:08発→上越新幹線「とき301号」→新潟8:10着、8:22発羽越線「いなほ1号」→羽後本荘11:24着、11:55発→由利高原鉄道(別払)→矢島12:34着、13:50発→羽後本荘14:31着、15:48発→羽越線→秋田16:36着、17:10発秋田新幹線「こまち42号」→東京21:04着

 

北陸新幹線経由東北外周

東京6:28発→北陸新幹線はくたか51号」上越妙高8:28着、8:45発→えちごトキめき鉄道直江津9:01着、9:22発→信越線→長岡10:25着、10:29発→新潟11:29着、12:41発→羽越線「いなほ5号」→酒田14:50着、15:30発→秋田17:17着、18:16発→秋田新幹線「こまち46号」→東京22:04着

※指定席は「はくたか51号」でなく、「いなほ5号」の選択もあり

 

大船渡線・BRT①

東京7:16発→東北新幹線はやぶさ101号」→一ノ関9:25着。10:17発→大船渡線気仙沼11:45着、12:03発→大船渡線BRT→盛13:27着、15:20発→三陸鉄道南リアス線→釜石16:11着、17:44発→釜石線→新花巻19:46着、19:52発→東北新幹線「やまびこ22号」→仙台20:53着、21:31発→はやぶさ48号」→東京23:04着

 

大船渡線・BRT②

東京6:04発→東北新幹線「やまびこ51号」→新花巻9:06着、9:23発→釜石線→釜石10:52着、11:38発→三陸鉄道→盛12:28着、12:40発→大船渡線BRT→気仙沼13:57着、14:21発

大船渡線→一ノ関15:40着、15:48発→東北新幹線「やまびこ66号」→東京18:24着

 

北上線山形鉄道

東京7:16発→東北新幹線はやぶさ101号」→北上9:43着、9:55発→北上線→横手11:09着、11:44発→奥羽線→新庄12:55着→山形新幹線「つばさ144号」→赤湯14:27着、14:35発→山形鉄道→荒砥15:33着、15:51発→赤湯16:46着→17:28発→山形新幹線「つばさ154号」→東京19:48着

 

以上ですが、今回のJR東日本ニュースの中で、「JR東日本エリアには、特に平日を中心にコロナ前の水準に回復途上の観光地が多数あります。
 JR東日本では、こうした地方の観光産業活性化の課題に対して、混雑が少なく、宿泊費などが休日に比べて割安といった平日旅のメリットを最大限に活かした旅行商品を多数企画することで、地方の観光産業を応援します。」「2枚買えば1泊2日で旅行できちゃう!」という説明やイラストがあります。

宿泊促進も企画の趣旨に含むなら、2枚買えばという発想でなく、2日間用を別に1万円台で発売してもよかったのではないかと思いました。