キュン♥パスで、現地でゆっくり休憩、朝夕ラッシュ時を極力避けた日中循環コース計画案です
JR東日本の平日1日フリー切符、キュン♥パスの7回目です。
ここまで何度もキュン♥パスのことばかり書くと、しつこいと思われますが、今回は複数の方から受けた問い合わせに対し、一般的な事象であることから、この場でも掲載させていただく形としました。
さて、問い合わせ内容とは、以下の5点の要望をすべて満たすコースはあるかということで共通していました。
① あまり遠くまで行かなくてもいいから、現地での昼食休憩時間に余裕を持ちたい
② 朝夕のラッシュ時間を避けたい
③ 同じコースの往復を避けたい
④ 往復とも全区間で車窓を見たい
⑤ キュン♥パスの1万円価格をある程度上回る地域へ行きたい
これらをすべて両立させる列車計画です。
この5条件を満たすコースをみてみました。
①の、現地での昼食休憩時間の余裕については、最少でも90分以上としました。
その結果、一部のコースではラッシュ時間に入ってしまう場合もありますが、後は本人の判断に任せることとしました。
以下、下線の列車が2回分の指定券列車です。
1.仙台で休憩
(1) 山形新幹線コース(休憩時間:①2時間13分、②1時間46分)
① 東京9:08発→東北新幹線「はやぶさ11号」→仙台10:39着
または
② 東京9:36発→東北新幹線「はやぶさ13号」→仙台11:06着
→仙台で休憩→仙台12:52発→仙山線快速→山形14:13着、15:03発→山形新幹線「つばさ146号」→東京17:48着
【車窓ポイント】
(2) 常磐線コース(休憩時間:2時間02分)
東京7:52発→常磐線「ひたち3号」→仙台12:29着→仙台で休憩→仙台14:31発→東北新幹線「はやぶさ24号」→東京16:04着
【車窓ポイント】
常磐線いわき以北の東北大震災復旧後の線路移設地点の通過。
東京7:52発ではラッシュ時間帯ですが、常磐線経由も一事例として挙げました。
2.山形で休憩(休憩時間:2時間00分)
東京9:24発→山形新幹線「つばさ131号」→山形11:50着→山形で休憩→山形13:50発→仙山線→仙台15:10着、15:32発→東北新幹線「はやぶさ28号」→東京17:04着
【車窓ポイント】
1-⑴と同じ
3.上越妙高で休憩(休憩時間:1時間45分)
東京9:32発→北陸新幹線「はくたか557号」→上越妙高11:24着→上越妙高で休憩→13:09発→信越線「しらゆき」自由席→長岡14:25着、14:49発→上越新幹線「とき326号」→東京16:28着
【車窓ポイント】
4.新潟で休憩(休憩時間:2時間25分)
東京9:12発→上越新幹線「とき311号」→新潟10:41着→新潟で昼食休憩→新潟13:06発→信越線「しらゆき6号」→上越妙高15:06着、15:55発→北陸新幹線「はくたか568号」→東京17:52着
【車窓ポイント】
5.長野で休憩(休憩時間:2時間16分)
東京9:20発→北陸新幹線「かがやき507号」→長野10:44着→長野で休憩→長野13:00発→篠ノ井線「しなの14号」→松本13:52着、14:50発→中央線「あずさ38号」→新宿17:25着
【車窓ポイント】
・中央線の甲府盆地
6.松本で休憩(休憩時間:2時間29分)
新宿10:00発→中央線「あずさ13号」→松本12:37着→松本で休憩→15:06発→篠ノ井線「しなの11号」自由席→長野15:59着、16:20発→北陸新幹線「はくたか568号」→東京17:52着
【車窓ポイント】
5と同様。
なお、2月27日から29日の3日間を除き、長野16:11発「かがやき534号」東京行き(東京着17:36)があります。
一部の日は上野行き(上野17:28着)となります。
全体総括
改めてキュン♥パスの反響の大きさには驚きます。
1万円でJR東日本全線自由席フリー、指定席2回までOKというのが出掛ける気持ちを誘惑させるのでしょう。
この切符がなければ冬の平日、気候の厳しい時期に出掛けなかったと思われます。
かつてのJR東日本でのEEきっぷ、ハートランドフリーきっぷ等、自由席全線乗り放題の大盤振る舞いの企画切符の再来を思い起こさせます。
JR東日本のキュン♥パスの企画は成功した感触があり、流石と感じます。