平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

2024年3月ダイヤ改正時刻表のどこを見るか?

2024年3月16日ダイヤ改正後の全列車が網羅される2024年3月号時刻表が、一週間後の2月24日(土)に発売されます。

改正後の特急列車、指定席のある快速・普通列車は2月号で見ることができますが、普通列車を含めた全体像は3月号を見て、初めて分かることになります。

2月号の改正前のダイヤと、3月号の改正後のダイヤの比較、改正後の一喜一憂は時刻表趣味としても大きな位置を占めます。

今回は、2024年3月号の時刻表を手にした時、どの路線を真っ先に見るかをまとめてみました。

路線掲載は順不同であり、あくまで筆者自身のこだわりによるものであることを予めご了承ください。

 

京葉線

第一番は京葉線です。

日中以外の通勤快速と快速が各駅停車(以下、「各停」)になることで、ダイヤがどのように変わったか、快速の各停化による所要時間はどれほど延びたか、各停の本数はどうかなどを見ます。

とくに平日朝の通勤快速2本の各停化ダイヤによる所要時間増加は、千葉県民から反発されても仕方ないダイヤかどうかを見てみたいと思います。

蘇我7:44→東京8:26、蘇我7:58→東京8:39、東京18:14→蘇我18:51、東京19:18→蘇我19:55の発車時間に相当する各停の所要時間です。

また、全列車各停運行の時間帯において、所要時間はどれ程短くなったか、休日ダイヤの東京-海浜幕張所要30分はどれほど延びたか、イベント関係者に海浜幕張開催を見送られても仕方ないダイヤか、全体像を見たいと思います。

快速の各停化による前後列車との統合、全体の本数削減はどの程度かもポイントです。

 

常磐線

土浦以北のワンマン化が公表されていますが、土浦止まりの水戸方面列車がダイヤ改正前よりもさらに拡大しているかどうか。

仙台「ひたち」の時刻変更による普通列車の時刻変化。

廃止された「ひたち」の仙台側列車の時間帯に普通列車はあるか。

 

東海道線

◆ JR東日本

JR東日本の下り沼津行き普通列車の一部は、前側の基本編成10両が沼津直通になっていますが、一部が後部の付属編成5両を沼津直通に変更するにあたり、前側10両が切り離され、回送で待避線に入るまで沼津への後部5両は発車できなくなり、待ち時間はどの程度増えるのかを見ます。

逆の、上り列車での後部側へ基本編成増結は、横須賀線逗子のような課題は東海道線では生じないか、逗子でも同じようにできないのか、今回の5両編成沼津直通変更は、話が横須賀線の脇道にも拡大想像していきそうです。

◆ JR東海

JR東海東海道線区間は、315系投入により2列車分割の乗り換えパターンを見直して、一括して直通する列車があるか。

逆に、直通していた列車の2分割があるか。

関ヶ原始発の上り岐阜方面列車は残っているか。(関ヶ原→垂井が逆線運転の継続化の確認)

 

横浜線

東神奈川止まり列車の桜木町延伸5本(休日7本)の時間帯はどうか。

 

上越新幹線

最終列車時刻の繰り上げによる、前後列車の統合、削減はあるか。

 

北陸新幹線

東京側の「かがやき」「はくたか」と、大阪視点での敦賀基準の「つるぎ」とを時刻表上でどの順で整理するか。

JR時刻表では、山陽新幹線について、東海道新幹線接続重視と、九州新幹線接続重視とを分けて、あえて重複表示を行なっている)

JR時刻表での新幹線敦賀乗り継ぎはどのように掲載するか。
敦賀駅の「主要駅のご案内」図はどのように掲出されるか。

 

ハピラインふくい

敦賀-福井の快速設定の時間帯、北陸新幹線の列車時間との競合性、快速による普通列車との所要時間短縮度はどうか。

IRいしかわ鉄道との列車ダイヤの一体性はどの程度か。

 

湖西線北陸線小浜線

北陸新幹線敦賀開業で、普通列車の時刻はどの程度、変化があるか。

普通列車北陸新幹線、ハピライン福井の接続はどうか。

 

山形新幹線

E8系を列車編成表に追加するか。

 

中央線

◆ JR東日本

東京-大月の快速、特快増発(延長)に伴う、大月以西の普通列車ダイヤの変化はどうか。

特急「富士回遊」増発による、併結「かいじ」の大月停車時間、全体の所要時間の変化はどうか。

辰野-塩尻の削減ダイヤの状況はどうか。

◆ JR東海

名古屋側の315系化による時速130km/h運転による時間短縮度、列車本数削減状況はどうか。

今後、区間快速設定を見直しての普通列車統一化を感じさせるダイヤであるか。

 

東北・高崎線

快速「ラビット」「アーバン」の各停化による所要時間増、前後列車との統合による本数削減はないか。

 

山陰線

京都側の普通列車の増発ダイヤの状況はどうか。

 

函館線

函館発普通列車のうちの3本の藤城貨物線経由が継続しているか。

大沼公園経由と渡島砂原経由の割合に変化はあるか。

岩見沢旭川普通列車の737系化による時間短縮度と、日中列車削減状況はどうか。

 

室蘭線

すずらん」の全区間特急化により、JR九州宮崎空港線佐世保線早岐

佐世保と同様の、普通乗車券での乗車可能補足案内をするか。

 

石北線釧網線

普通列車のH100形化による所要時間短縮があるか。

 

千歳線

快速「エアポート」毎時6往復化による、各停の影響度(所要時間の増加の程度と、快速との接続状況)、さらに特急列車の割り込みによる各停の所要時間増はどうか。

 

伯備線

特急「やくも」について、4月6日からの273系投入後の改正ダイヤはどの程度予告され、列車時刻の掲載があるか。

381系より時間短縮されるか。

JR東日本山形新幹線「つばさ」E8系のような、場合によっては381系での代替えがあることも補足されるか。

273系を列車編成表に追加するか。

273系については4月号掲載か。(時刻表の売り上げ上の視点も加味?)

 

路線別の組み方の構成変化

最後に、路線別の時刻表の組み方です。

JR東日本東海道線でいえば、JR時刻表伊豆急行について主要駅だけの掲載としてでも東京-伊豆急下田を一体化する編集ですが、JTB時刻表伊豆急行を別に切り離して全駅掲載の方が望ましいと見受ける路線掲載構成です。

まだ先の話ですが、大船-藤沢に新駅ができた時、JR時刻表はどのように編集するでしょうか。

 

高崎線東北線では、東京-大宮の重複から、2路線同時掲載の方が同区間利用者に分かりやすい考え方の掲載ですが、JTB時刻表はその視点ではないので別々の構成です。

それぞれの編集方針を貫いて継続するかなども興味深いものです。

 

時刻表発売後、見たい路線や情報欄はまだ多くありますが、今回はこの辺までとしたいと思います。