平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

「北陸応援フリーきっぷ」4日間完全乗車計画(その2)

湖西線敦賀-京都の特急往復の車窓と高速運転体感価値

昨日の「北陸応援フリーきっぷで北陸の鉄道4日間完全乗車計画」の続編です。

北陸には私鉄が多くあり、なかなか乗る機会も少ないので、フリー区間の全区間乗車に加えて、私鉄にも乗ってほしいということでのコース案内が昨日の内容でした。

計画では最終日4日目、金沢11時44分着を以って、全路線乗車が完了します。

 

後ろ髪を引かれる京都丹後鉄道宮舞線由良川橋梁乗車

金沢到着後は、金沢で休憩・観光して東京へ帰るのが通常ですが、後ろ髪を引かれる線が二つあります。

一つは、小浜から足を延ばして西舞鶴へ行き、京都丹後鉄道宮舞線の丹後神前-丹後由良の由良川橋梁からの、海を渡るかのような車窓体感です。

ただし、事前に京都丹後鉄道宮舞線も計画に組み入れ、乗車後にフリー区間敦賀に戻り、さらに金沢まで特急乗車、金沢から北陸新幹線で東京へ戻るには他の路線乗車への影響が出てきます。

最初から京都丹後鉄道に乗るつもりで計画し直すことになりますが、越美北線の乗車が難しくなります。

越美北線九頭竜湖への全線乗車と車窓見学には福井発9時08分、12時50分、16時50分の3往復に限られます。

九頭竜湖へは片道約90分(1時間30分)です。

16時50分での九頭竜湖着は18時28分で、18時35分発で折り返し、福井着20時11分となります。

せっかく乗るなら同じ車窓とはいえ、福井発9時08分か12時50分の列車で左右両方の車窓を往復で見分けたい気持ちがあります。

そのため京都丹後鉄道は今回の追加路線としては見送り、別の機会とします。

 

乗る機会の少ない湖西線 琵琶湖車窓と高速運転体感

もう一つ、乗りたいのが湖西線です。

高架橋を時速130km/hの特急に乗りながら、車窓で琵琶湖を長く鑑賞する味わいは貴重なものがあります。

大阪、京都と北陸の行き来は湖西線特急が定着しているため、関西からは湖西線の乗車自体は珍しくなく、琵琶湖車窓も当たり前かもしれません。

しかしながら東京側、関東からは湖西線に乗る機会は案外少ないものです。

湖西線の線路配置が京都・大阪側を指向しており、東京側ではないためで、東京発の場合、米原から北陸線で向かうのが通常です。

 

金沢からの帰路の余力時間を活かしての敦賀-京都特急往復

拙計画コースで、4日目の金沢11時44分着後、そのまま東京へ戻るにはもったいないので、最後の在来線特急往復として金沢→敦賀→金沢で特急に乗っておこうかという思いに駆られます。

金沢12時14分発「サンダーバード22号」で敦賀13時41分着です。

ここでそのまま金沢へ戻るかというと、もう一つ後ろ髪を引かれる路線が出てきます。

湖西線からの琵琶湖車窓、特急での京都往復です。

その際、敦賀新疋田の鳩原ループ線近江塩津駅進入前に北陸線をまたぐ湖西線接続高架橋、そして湖西線に入ってからの踏切のない、時速130km/h高速運転も味わいます。

サンダーバード22号」で敦賀下車をせず、そのまま敦賀-京都を乗り越します。

京都は14時37分着です。

そして京都15時10分発「サンダーバード27号」で敦賀16時01分着後、そのままフリー区間に戻り、金沢17時20分着です。

金沢からは18時12分発「はくたか574号」で東京21時16分着となって全4日間が終了します。

後続の「はくたか576号」は金沢19時05分→東京22時12分着です。

帰路の北陸新幹線車窓は得られませんが、関東からは案外乗りにくい湖西線の琵琶湖車窓は、敦賀-京都費用負担(自由席往復5,780円)を伴っても意義はあると思います。