平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

しなの鉄道115系鈍⾏夜⾏ 妙⾼⾼原経由軽井沢⾏企画 他路線への波及を期待

 
第三セクター相互の連携による国鉄時代を懐かしむ夜行列車再現企画

鉄道チャンネル 、2024年3月29日付け「『115系電⾞鈍⾏夜⾏ 妙⾼⾼原経由軽井沢⾏』駅弁販売の光景も再現する『ほぼ全駅停車』の夜行列車ツアー 5月実施へ」を拝見しました。

軽井沢-妙高高原の全線を往復する、日本旅行との共同企画で2024年5月25日(土)の実施です。

軽井沢21時16分発→妙高高原0時29分着後、妙高高原1時00分発→軽井沢5時32分着で、ほぼ全駅停車です。

電車窓越し渡しによる駅弁販売、硬券乗車票の発行、かつての鈍行夜行の必需品である古新聞も用意するとのことです。

しなの鉄道えちごトキめき鉄道での夜行列車はすでに実績のあるところですが、今回も一日限りの実施とは言え、かつては全国各地に走っていた国鉄夜行列車を国鉄115系で行なうところに意義があります。

 

他地域への夜行団体列車企画を期待

第三セクター路線はいずれも同一県内での運営のため、夜行列車企画の場合、短いながらも自社区間内での往復で時間をかけた上で設定するのが基本です。

北陸の場合で言えば、北陸新幹線敦賀開業後、敦賀から大聖寺倶利伽羅、市振を境界に、直江津までの第三セクター4社がそれぞれ自社区間だけの往復で夜行設定しても限度があります。

しかしながら、えちごトキめき鉄道のように自社区間内だけで成果を出しているところもあります。

北陸新幹線並行の第三セクター4社の誘導策として、敦賀直江津敦賀または直江津敦賀直江津の1往復で、あいの風とやま鉄道所有の国鉄413系一般車両や「一万三千尺物語」「とやま絵巻」での運行してはどうでしょうか。

また、夜行列車としてだけでなく、日中の北陸長距離鈍行列車の復活と銘打っての、敦賀直江津または直江津敦賀で主要駅に停車する企画もいかがかと思います。

 

同様の企画は、IGRいわて銀河鉄道青い森鉄道の連携による盛岡-青森での日中の臨時設定は実施されています。

今後は日中に加えて夜行での701系体験も望みたいところです。

第三セクター路線だけでなくJRでも、例えばJR西日本では「WEST EXPRESS 銀河」で実績を出しています。

 

机上の空論かもしれませんが他のJR、例えばJR四国では土讃線高松-高知、JR北海道では函館-札幌への設定など年に数回でも、団体夜行列車企画として検討されてはいかがかと思います。

 

(※ 記載にあたり、鉄道チャンネル 、2024年3月29日付け「『115系電⾞鈍⾏夜⾏ 妙⾼⾼原経由軽井沢⾏』駅弁販売の光景も再現する『ほぼ全駅停車』の夜行列車ツアー 5月実施へ」を参考にさせていただきました。)

 

※写真は本文と無関係です。