平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

新京成N848復帰 誘導無線アンテナ撤去、ロゴ消去、社章継続の妙

車両番号の頭にある新京成の社章表記はそのまま継続?
2024年2月21日付け、拙「新京成 検査中のN848が本線復帰した際の注目箇所」の続編です。
N848が3月27日から本線復帰しました。
復帰初日は、くぬぎ山18時21分発松戸行きから始まり、松戸23時57分発くぬぎ山行きで終了する、松戸-京成津田沼3.5往復の夜運用でした。
新京成では検査完了、本線復帰後の初日にこの夜運用を充てるケースが従来から時折みられます。
復帰初日の本線運用としては、夜専用の3.5往復運用の方が万が一のことがあっても安心できるのかもしれません。
 
検査前まで、車両番号の頭にあったN848編成の新京成の社章(社紋)がどうなっているかが注目されましたが、結果はそのまま継続表記されていました。
一方、正面のロゴは80016編成同様、消去されました。
社章は表記を継続、ロゴは消去というのは相反するようにも感じられ、興味深いN848の表示結果となりました。
1年後の京成吸収を前にして、社章は単に消されて登場かと思いましたが意外でした。
 
今回の新京成の社章表記は今後も継続か?暫定措置か?
そうなると、他のN800形はもとより、8900形、8800形の社章も継続表記になりそうです。
あるいは京成の一員となる直前の2025年3月に、一挙に社章表記を抹消、または京成の社章に変更表記されるようなことがあるでしょうか。
 
新京成の社章の形状は、三つの円のような形状で、三つの円形のうち、もっとも内側にあるSの形を削除すればほとんど京成の社章に変わります。
はたして2025年4月時点で新京成の社章S形マーク部分は消去されるか、そのまま現在のS形マーク付きで進むのか、注目されます。
 
誘導無線アンテナは車両検査時に撤去の方向?
N848の先頭車屋根上の京成用誘導無線アンテナは撤去されました。
N800形としては撤去は始めてですが、先般検査終了した8800形8814編成がアンテナ撤去で登場していたので、撤去の違和感はありません。
誘導無線アンテナ撤去はN848が2編成目です。
今後は検査の都度、誘導無線アンテナのある編成は検査時に順次撤去していくのか、検査を待たずに撤去していくのかになりますが、おそらく後者、検査の都度の撤去と思われます。
誘導無線アンテナが残っているのは8800形7編成(8802・8803・8808・8811・8812・8813・8816)、N800形4編成(N818・N828・N838・N858)、計12編成で、全26編成の約半数に装備されています。
8808・8811編成はリニューアル対象外の編成のため、アンテナ装備のまま廃車と考えられます。
 
LED行き先表示器編成は全車フルカラー化を完了

LED式行き先表示器フルカラーとなりました。

3色方式だったN828・N8387編成が、今回のN848編成の検査終了直前にフルカラー化されたため、N848編成のフルカラー化は確実と想定されました。

これをもって、新京成のLED行き先表示器装備車はすべてフルカラー化されました。

N828検査完了後の際に、3色方式のまま登場したので、N800形3編成は今後も3色方式だろうと想定しましたが、外れてしまいました。

 

乗務員室の無線切替スイッチランプの「新京成」文字は継続?

乗務員室内にある無線切替スイッチのランプ、「新京成」「京成」の「新京成」表記はそのまま「新京成」となっていました。
2025年4月以降も新京成表記なのか、あるいは新京成の路線名称が例えば「松戸線」になったとしたら「新京成」は「松戸線」、「京成」は「千葉線」と変えるのか、興味が持たれます。
 
2025年4月以降の新京成線の名称は?
フルカラーのLED行き先表示器についても、「千葉中央」と「京成津田沼方面 京成線直通」の交互表示が「京成津田沼方面 千葉線直通」になるのか、単に「千葉線直通」のように変わるかも関心が持たれます。
一番の関心事は「新京成」の路線名称の行方です。
「京成 新京成線」という選択肢だけはないと思われます。
 
以上ですが、N848編成のその他の箇所は従来のままと思われましたが、見落としがあるかもしれません。
また、N848の次の検査入場はどの編成か、今後2025年3月までに検査を終える編成は何か、京成となった後のくぬぎ山車両基地での全般検査は継続されるかどうかも注視したいと思います。