2025年の干支、巳にちなんで 巳・蛇の漢字の駅と曲がりくねる線形の路線の話です
2025年がもうすぐやってきます。
2025年の干支は巳です。
そこで今回は、巳・蛇の漢字を含んだ駅と、蛇のように曲がりくねった線路配置の路線をみてみたいと思います。
なお、上越・北陸・肥薩の各線にあるループ線の線路配置がもっとも蛇に近い線形ではありますが、今回は除きます。
また、全駅を完全に調べたわけではないので一部、記載漏れがあるかもしれませんが、その際はご容赦ください。
◆ 巳、蛇の漢字を含んだ駅
2024年の辰年から2025年の巳年に変わるには相応しい駅名です。
〇 蛇田(へびた)駅【仙石線】
→ 仙石線の石巻駅から2駅手前の駅で、2023年度の一日平均乗車人員は819人。
仙石東北ラインの列車も停車します。
〇 大蛇(おおじゃ)駅【八戸線】
→ 「だいじゃ」ではなく「おおじゃ」です。
八戸線の八戸から25.8キロの位置にあり、青森県と岩手県の県境に近づきます。
〇 南蛇井(なんじゃい)駅【上信電鉄】
→ 「なんじゃい」の呼び名の面白さからで知られている上信電鉄の駅です。
高崎から28.2キロの位置で、2022年度
の一日平均乗車人員は77人です。
〇 北一已(きたいちやん)駅【留萌線】
→ 函館線の深川から分岐する留萌線で最初の駅です。
一時期は、北一「己」の字だったことがあり、現在の「已」とは異なっていました。
読み方も、きたいち「ゃ」ん」だったことがあり、「きたいちやん」より「きたいちゃん」の方がかわいらしく、愛嬌がありました。
◆ 曲がりくねった路線
地図で見ても極端にくねった路線で、摺沢を経由した結果です。
「ドラゴンレール大船渡線」の愛称があります。
陸中門崎-千厩が直線配置だった場合と比べると、15キロほど北に遠回りしています。
このために、一ノ関-気仙沼の距離、所要時間は延びています。
〇 中央線の岡谷-辰野-塩尻
通称、大八回りとも呼ばれます。
現在の中央線、岡谷-みどり湖-塩尻の11.7キロが1983年に完成しましたが、これに比べ、かつての中央線のメインルート、岡谷-辰野-塩尻は27.7キロあり、倍以上の距離がありました。
→ 曲がりくねる敷設演習線を鉄道連隊が演習で使用していたものを、旅客線に転用したのが新京成といわれています。
急カーブが多いことで知られていますが、とくに京成津田沼-新津田沼と、初富-新鎌ヶ谷の急な曲線は見どころです。