新京成の京成直通色と東武の原形車両交差、2025年以降80000系(形)同士の交差
新鎌ヶ谷駅といえば新京成、東武野田線(アーバンパークライン)、北総、成田スカイアクセス線の4路線が交差する拠点駅です。
北総、成田スカイアクセス線では「スカイライナー」「アクセス特急」「普通」が各種行き来し、京急車も見られます。
今回は、新鎌ヶ谷駅における4路線のうち、東武野田線と新京成に着目してみました。
東武8111編成と、新京成N838・8808編成を同時に見る新鎌ヶ谷界隈
東武野田線の現在の電車の話題といえば、8000系の原型の前面形状と車体色(ベージュとオレンジ色)の8111編成です。
新幹線のドクターイエローではありませんが、たまたま8111編成に乗り合わせると、今日は何かいいことがあるかなと勝手に嬉しくなってきます。
また新京成では、N800形N838編成と、8800形8808編成が京成乗り入れ時の復刻塗装が話題になっています。
東武8111編成ほどの、偶然の乗り合わせによる喜び?はないにしても、見慣れたピンク色の電車の中ではN838と8808編成が来ると目を引きます。
電車に関心のない人でも、車内で「いつもと違った色の電車」という話題になることがあり、そうした意味では一部編成の車体色変更の狙いは成功と言えそうです。
東武野田線は2025年から順次1両減車の5両編成化が進められ、2029年3月までに新型80000系と現行60000系の2種のみとなります。
8000系・10000系は他の路線に転属か廃車となりそうで、いずれにしても野田線の走行は先が見えてきました。
8000系の中でもとくに8111編成の野田線走行が見られるのも今のうちです。
2029年3月までの楽しみ
新京成では来春の京成松戸線への変更により、ピンク色の車体が京成の車体色に変わります。
また、豊富に見られるラッピング車も、京成の編成ではほとんど見かけないだけに、気になります。
東武野田線が80000系と60000系に置き換わる2029年3月は、新京成でも京成松戸線に変わってから4年を経過した年になりますので、8800形・8900形はどのような状況に変わっているか、京成の新たな動きを注視する必要があります。
ひとまず今現在は、新鎌ヶ谷で東武と新京成の両方が見られる効率性から、東武8111編成を筆頭とする8000系と10000系、新京成での8800形を存分に見ておきたいと思います。
平日朝の通勤時間帯以外は、東武・新京成の両電車同時交差の機会自体が少ないのですが、北総を含めた個性的な電車の往来は今後も楽しめそうです。
2029年4月以降の新たな楽しみ?
前向きな見方をすれば、東武の80000系と、新京成が京成松戸線になっても80000形を継続する前提で、東武と京成松戸線の両方が80000系(形)により、新鎌ヶ谷で出会う光景が生まれます。
東武60000系以外は、頭の数字が8の形式になります。
やがては新鎌ヶ谷駅の高架ホームに隣り合う北総と京成松戸線に、京成3200形が並ぶような光景が生まれるでしょうか。
(※ 補足:東武の駅名表示は「新鎌ケ谷」です。)