新京成と東武は改札内、北総は改札外に配置しているチラシ棚の新鎌ヶ谷駅
新京成で毎日の通勤電車に乗らなくなってから気がついたことがあります。
鉄道広報誌、チラシ類の棚が改札内に配置されているため、切符やPASMO等でに改札内に入場しない限り、新京成の情報は見られなくなったことです。
新京成と交差する東武野田線、北総の状況も見られる新鎌ヶ谷駅を見てみました。
続いて東武野田線を見てみると、新京成同様、改札内にチラシ棚があります。
東武の情報も、改札内に入って東武の電車に乗らない限りはわからない状況でした。
次に北総を見ると、改札の外側にチラシ棚がありました。
そのため北総に乗らなくても、チラシ類や情報誌を見たり、持ち帰ることができました。
駅のチラシ棚設置場所 改札外での配置効果
ここでふと思いました。
チラシ類は列車を利用する人のためのものだから、改札内の配置でも問題はない、むしろ日頃から鉄道を利用する人への情報提供であり、改札内の方が管理もしやすいというのは、はたして鉄道側にとって得策だろうか、と。
そもそも列車に乗らない人は駅にやってこないということで、列車に乗らない人への情報提供はしなくても構わないでしょうか。
インターネット、スマホ全盛時代であり、チラシなど持ち帰らなくてもそれらで情報を知ろうと思えば見られるということでしょうか。
しかしながら、駅でチラシに目が触れて、持ち帰れる方が鉄道利用が促進するようにも思います。
チラシは必ずしも持ち帰らなくても、脇目でちらりと目に触れるだけでも、ある程度の印象効果、誘発効果はあるのではないかと思います。
改札外の場合、風雨にさらされるとチラシが飛びやすくなる駅や、シャッター設備がない駅では管理面で改札内にせざるを得ない場合もあるでしょうが、基本は改札外の考えの方がよいのではないかと思います。
鉄道に乗らない人が駅前を通過する際にチラシ棚が改札の外側にあれば、鉄道の情報や行事等を知ることで今後の鉄道利用、列車利用の需要発掘ににつながっていく可能性はあるのではないでしょうか。
そもそも列車に乗らない人は駅に来ないよと一蹴するのは、新たな需要発掘のきっかけを自ら失っている、開拓していないようにも思えます。
ネット情報は自分に関心があるものしか見ず、新京成や東武の項目を主体的に入力、検索する機会は少ないからです。
チラシ棚を改札の外に置いた北総と、改札内の新京成・東武野田線の新鎌ヶ谷駅のほか、新鎌ヶ谷駅以外の駅も含めて同じ状況を見ながらそのように感じました。
※ 北総と新京成は新鎌ヶ谷、東武野田線は新鎌ケ谷で、「ヶ」と「ケ」が異なりますが、ここでは新鎌ヶ谷で表記しました。
また、新鎌ヶ谷駅経由路線として、正式には京成成田空港線(成田スカイアクセス線)も含まれますが、ここでは北総で表記しました。