平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

「九州アプリ くじきっぷ」に「JR九州線3日間乗り放題」のオプション配慮を

JR九州線3日間乗り放題」当選の夢が果たせなかった人を対象とする一提案です

JR九州から、2024年6月27日付けで、「~アプリアップデートキャンペーン第2弾~JR 九州初!!『九州アプリ くじきっぷ』発売します!!」のニュースリリースがあり、7月1日から発売が開始されました。

同年5月29日にアップデートされたJR九州アプリを使って1回 5,000 円で引けるくじで、博多を起点に旅行先が決まる新しい企画切符です。
当選時の旅行先は 、鹿児島中央、熊本、長崎・浦上、別府・大分の4か所で、このほかに「大当たり」として「JR九州線3日間乗り放題」が当たる可能性もあるのが最大の売り物です。
「九州アプリ くじきっぷ」の利用開始日は、2024年7月1日から同年9月28日までで一部、利用できない利用できない期間があります。
JR九州Web会員で、かつJR九州アプリをダウンロードした人が購入対象となります。

発売数は先着10,000組、発売額は1回5,000円で、前記4地区への往復でも十分、元が取れます。

 

JR西日本「サイコロきっぷ」とJR東日本「どこかにビューーン!」との比較

「九州アプリ くじきっぷ」の企画趣旨は、すでに実施は終わっていますがJR西日本の「サイコロきっぷ」、JR東日本の「どこかにビューーン!」と類似したところがあります。

「サイコロきっぷ」は、WESTERポイント1,000ポイント以上が要件で、行き先は大阪から城崎温泉、白浜、宮島口、博多の4か所のいずれかでした。

「どこかにビューーン!」は、JRE POINT6,000ポイントが要件で、4つの行き先候補からの選択でした。

JR九州の「九州アプリ くじきっぷ」は「サイコロきっぷ」「どこかにビューーン!」を参考にしながらも、既得ポイント数の要件は設けず、「JR九州線3日間乗り放題」を設けたことは大きな意義があると思います。

鹿児島中央往復だけでも安価になる上に、「JR九州線3日間乗り放題」を加え、夏休み期間中も乗車対象としたことは、申し込みの増加につながると思われます。

 

JR九州線3日間乗り放題」のオプション購入が配慮できないか?

JR九州に次回、一点だけ希望したいこととして、4つのコースに当選した人に対する、「JR九州線3日間乗り放題」のオプション購入があります。

「九州アプリ くじきっぷ」を購入する人の多くは、「JR九州線3日間乗り放題」の当選を願っていると思われます。

4地域のいずれかにあたっても安価なのではありますが、「JR九州線3日間乗り放題」があるとその欲が出てしまうのはある意味、人の習性です。

一方、大当たりの「JR九州線3日間乗り放題」の当選確率は10,000分の300と厳しい?ものがありますが、「大当たり」ですからそれで十分かもしれません。

 

そこで鹿児島中央、熊本、長崎・浦上、別府・大分のいずれかに当選した人が「JR九州線3日間乗り放題」を希望した場合、同切符をオプション扱いで購入できるようにしてはどうでしょうか。

2023年の「みんなの九州きっぷ」が2日間18,000円、60歳以上対象の「ハロー!自由時間ネットパス」が3日間19,800円であること、今回の企画はアプリアップデートキャンペーン第2弾の位置づけであること等を考え合わせると、オプション価格は15,000円前後が適当かと考えます。

5,000円の「当たりきっぷ」価格に対してオプション15,000円前後では、利用者にとってはお得感が薄いかもしれませんが、JR九州側の前記2日間18,000円、3日間19,800円の価格実績や、「みんなの九州きっぷ」発売見直し事情も理解する必要があります。

その辺は、今回のアプリアップデートキャンペーン第2弾の特質を加味して、JR九州が今後どこまで利用者側に配慮できるかにかかりますが、次回の企画時に期待したいと思います。