「超快速スノーラビット&超低速スノータートル」ツアー 今後は水上方面列車接続を考慮したダイヤを
北越急行から、2024年7月1日付けで「『超快速スノーラビット&超低速スノータートル』ツアー催行について」のニュースリリースがありました。
8月31日(土)に、往路は越後湯沢10時18分発、直江津11時16分着、最高速度110km/h、所要58分の超快速「スノーラビット」として運転します。
直江津のホテルで駅弁昼食・休憩後、帰路は直江津12時00分発、越後湯沢15時21分着、所要201分の超低速「スノータートル」となります。
宣伝チラシの「速度差注意!!」がユーモラスです。
リリースの欄外冒頭に「好評につき追加開催‼」とあり、同年5月18日にも実施された同ツアーが好評だったのは喜ばしいことです。
話は逸れますが、しなの鉄道では、線路保守費の節減のため今後、運転速度の引き下げ、複線区間の単線か等が謳われています。
北越急行も2023年から最高速度を95km/hに引き下げていますが、超快速110km/hの再現は全盛期の681系特急「はくたか」160km/hには及ばないまでも、北越急行に対する高速運転再現の鉄道ファンサービス精神、意気込みが感じられます。
「超快速スノーラビット&超低速スノータートル」で惜しまれることは、JRの青春18きっぷで東京方面から上越線普通列車で越後湯沢往復の際の接続が配慮されなかったことです。
越後湯沢での受付は9時30分から10時までですが、東京6時20分発高崎行きに乗車し、高崎8時24分発水上行きに乗り換えて、水上9時43分発長岡行きに乗ると越後湯沢は10時15分着で間に合いません。
青春18きっぷでこの超快速列車に乗りに来るには上野5時13分発になります。
帰路も同様で、越後湯沢に15時25分解散ですが、越後湯沢発水上行きは15時07分に出ており、普通列車で東京方面に帰るには17時52分発まで待つことになります。
そこでいささか希望的な意見ではありますが、越後湯沢の受付を10時20分まで、発車を10時25分とし、帰りは越後湯沢を15時00分としてもらえれば、東京からの参加がしやすくなります。
直江津の滞在時間は30分、ホテルの食事を帰路の超低速「スノータートル」の列車内でのんびり走行する列車内で味わってもよいのではないでしょうか。
なお、越後湯沢での長岡方面普通列車との接続は良好です。
帰路の超低速「スノータートル」水上延長はできないか?
上越新幹線で東京8時22分発「とき307号」に乗れば、または東京-高崎は普通列車、高崎-越後湯沢は同「とき307号」とすれば、越後湯沢は9時33分着であり、現在の越後湯沢受付時間、発車時刻でも問題はなくなります。
また、帰路も同様で、越後湯沢16時03分発「たにがわ412号」に乗り継ぎ、高崎-東京は青春18きっぷでの普通列車で東京へ向かえば、現在時刻でも済む話ではあります。
上越新幹線乗り継ぎ前提なら、それで話は終わりますが、実施期日が8月31日ということで、青春18きっぷでの乗り継ぎにこだわった前提で展開させていただきました。
ツアー列車のダイヤ変更が困難ならば、帰路の超低速「スノータートル」だけでも水上まで延長できないでしょうか。
水上に16時過ぎに到着すれば、高崎方面普通列車乗り継ぎが大きく改善されます。
募集人員が25組最大50名の限られた募集人数ではありますが、北越急行が東京方面からの青春18きっぷ利用者も含めた配慮があれば、「超快速スノーラビット&超低速スノータートル」がさらに好評で迎えられ、今後の発展につながるのではないかと感じました。
※ 写真は本文と無関係です。