平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

列車移動中に仮眠しない種々の方法

仮眠で寝過ごさない方法や、車運転との比較で考えてみました

列車乗車中に眠くなって、下車駅を過ぎてしまうことがあります。

また、初めて乗車する路線で車窓を見るために乗りに来たのに、仮眠してしまったこともありました。

今回は、列車でのいろいろな仮眠防止策の話です。

いつもの硬い話とは異なりますので気軽にお読みください。

 

トンネル、地下鉄、夜の列車は眠くなる

長時間の列車乗車、仕事や行楽で疲れた後、宴会後の帰りの列車では眠くなるのも自然な現象です。

ここで眠れたら楽だろうな、気持ちいいだろうなと、睡魔の誘惑にのってしまいます。

筆者は暗い車窓に弱く、景色が見えないのは退屈なため眠ってしまう傾向があります。

東北新幹線青函トンネル上越新幹線高崎-長岡、山陽新幹線新大阪-西明石や岡山-博多は睡魔に勝てない傾向があります。

 

2回乗って2回とも居眠りしてしまった北越急行

北越急行上越線六日町と信越犀潟を結ぶ59.5kmの路線で、北陸新幹線開業までは東京-北陸を短絡する速達路線でした。

トンネルは14か所、トンネルの総延長は40,342m、路線全体の67.8%がトンネルです。全線単線のため、複線電化のトンネルよりもトンネル断面が小さくなっています。

北陸新幹線開業前に、時速160km/hの乗車を体感しようと2回乗ったものの2回とも熟睡してしまいました。

上越新幹線で越後湯沢を飛び越えて長岡、新潟に乗り越してはいけないので、高崎からのトンネルでの眠気を我慢し、越後湯沢で当時の特急「はくたか」に乗り換えました。

上越新幹線新潟行きに乗ると、高崎からのトンネルで眠くなってきます。

越後湯沢下車のため、乗り過ごさないよう緊張感をもって同駅で降りました。

ところが越後湯沢からの「はくたか」の乗った時点で安心してしまい、トンネルの多さと高速運転の痛快さもあって眠ってしまいました。

 

北越急行に乗るなら直江津犀潟側から乗って、越後湯沢で上越新幹線東京行きに乗り継ぐ方が、越後湯沢・六日町側からよりもまだ眠らない可能性はあったかと思います。

現在の北越急行普通列車のみの運行で全駅停車、最高95km/h運転です。

犀潟側から運転席背後に立って、じっくり普通列車に乗ってみようと思っています。

 

眠気防止の一般的な方法

以下、順不同で列記してみます。

人によっては何の効果もないものもあるでしょうが、その際は受け流してください。

◆ 通勤列車、普通列車の場合

〇 座らずに立つ

〇 扉が開く側の、扉付近に立つ

〇 手荷物を手で持つ

〇 ロングシートに座る場合、扉付近と連結部の、いずれも端の位置は避ける(体を人がいない側に預けやすいため)

〇 最前部車両に乗り、運転席背後に立って、運転の様子を観察する

夜は最後部車両の乗務員室で、車掌の様子を観察する(駅に近づく時の動作、扉の開閉、発車後のホーム指差し確認等)

〇 駅で扉が開いたら一瞬、顔を出して外の空気を吸う

 

◆ 新幹線、特急列車の場合

〇 通路側の席に座る(窓側では仮眠抑止できない)

〇 出入口に近い座席を選ぶ

〇 洗面所で手を洗う、顔を洗う

〇 下車駅での、扉が開く側を調べておき、10分前から扉付近に立つ

〇 スマホのバイブ(揺れる)機能を活用して、下車の5分前にスマホを揺らす

〇 飴をなめる

〇 スマホを入力し続ける(画面情報を見るだけでは眠気防止効果なし)

 

自分流の仮眠防止方法

〇 車窓から見える店舗等の看板文字を読む

〇 頭の中で、路線の駅名を順番に言う。終着駅まで言ったら、逆戻りで駅名を復唱する(新幹線なら新函館北斗から鹿児島中央まで言ってみる。逆に鹿児島中央から新函館北斗まで駅名を言ってみる)

〇 クイズを解く

〇 明るく元気な威勢のよい、テンポの速い音楽を頭の中で歌う

(筆者は、クラシックではベートーヴェンの運命交響曲第4楽章、同田園交響曲第4楽章「雷と嵐」、スッペの軽騎兵序曲、ワーグナータンホイザー序曲、ヴェルディアイーダ凱旋行進曲ドヴォルザークのイギリス交響曲第4楽章等を歌うことが多いです。

洋楽、ビートルズでは、抱きしめたい、ハートデイズナイト、ツイストアンドシャウト等。映画音楽では、トップガンの主題曲)

〇 列車トイレ内で小さく独り言で声を出す。曲の一部分を小声で歌う(頭の中よりも自分が声を出すことの方が仮眠防止効果がある。ただしトイレの外に聞こえるような声量は不可)

〇 列車編成内の端から端まで往復する(ただしグリーン車内は自粛)

 

車の運転では眠くなっても睡魔に勝てるのはなぜか?

正確に言えば運転中でも眠気に誘われますが、列車と違って車の方が条件的に有利です。

〇 周囲の人への気遣いがないこと。

〇 自由に声を出せること。

〇 独り言でも気兼ねなくつぶやけること。

〇 声を出して歌えること。

〇 窓から外の風が入れられること。

〇 コンビニ、スーパー等、トイレも兼ねて立ち寄る気分転換ができること。

〇 列車のような他力本願(列車が下車駅まで送ってくれる)でなく、自分主体の運転で行くという行為。

〇 眠くなったら停めてから眠っても、目的地を過ぎることはないこと。

(下車駅を過ぎなければ、眠っている間に移動している列車に利点はあるが、乗り過ごしのリスクがある)

 

いずれも自分が運転している場合の話で、助手席や後部の席にいる時は列車同様、眠くなってきます。

列車同様、他力本願になるためです。

 

以上、一人での移動の場合が前提の話ですが、2人以上なら会話することが一番です。

ただし相手が眠ると自分も眠くなってくるもので、欠伸(あくび)ではよく見られる現象です。

 

旅行の場合、せっかく車窓を見に来たのに仮眠してしまうのは自然現象で仕方ない面があります。

アルコールが入ると気が大きくなり、そんな細かいことはどうでもいいという考えになってきます。

それがなおさら仮眠につながります。

仮眠も旅のうちという受け入れをした方が旅や人生を楽しめるかもしれません。