しなの鉄道のフリー切符とホームページの意見・感想です
毎年夏になると、避暑地の一つとして軽井沢が浮かびます。
軽井沢で避暑を体感しながら、しなの鉄道で旧信越線の旅をする気分も高まります。
しなの鉄道は、軽井沢-篠ノ井と、長野-妙高高原を受け持ち、後者は「北しなの線」と愛称があります。
フリー切符は以下の5種類が発売されています。
① 軽井沢・長野フリーきっぷ(軽井沢-篠ノ井-長野の普通列車が1日間乗り放題、2,390円。篠ノ井-長野はJR東日本信越線)
② 軽井沢・別所温泉フリーきっぷ(軽井沢-上田-別所温泉が1日間乗り放題、1,880円。上田-別所温泉は上田電鉄)
③ 軽井沢フリーパス(軽井沢~小諸の電車と、軽井沢指定区間のバスが乗り放題。1日券2,500円、2日券3,600円)
④ 北しなの線フリーきっぷ(長野-妙高高原が1日間乗り放題、1,220円)
⑤ SHINANO RAILWAY BANZAI 2-DAY PASS(軽井沢-篠ノ井と長野-妙高高原が2日間乗り放題、2,000円。訪日外国人旅行者限定)
軽井沢-妙高高原全線のフリー切符を
しなの鉄道の全線に乗りたい場合、①の軽井沢・長野フリーきっぷ(軽井沢-篠ノ井-長野)と、④の北しなの線フリーきっぷ(長野-妙高高原)を組み合わせれば利用できます。
しかし2枚のフリー切符を持つのは非効率に思います。
両者を一体化して、軽井沢-妙高高原間の全線をフリー区間とする(仮称)「しなの鉄道全線フリーきっぷ」を企画してはどうでしょうか。
また、価格は①の2,390円と、④の1,220円の合計額3,610円を1割引きした3,250円前後ではいかがでしょうか。
SHINANO RAILWAY BANZAI 2-DAY PASSで、篠ノ井-長野除外は混乱しないか?
⑤ SHINANO RAILWAY BANZAI 2-DAY PASSは、軽井沢-篠ノ井と長野-妙高高原が乗り放題と、しなの鉄道のホームページには案内されています。
しかしながら、軽井沢方面から乗ってきて長野で下車した場合、篠ノ井-長野は乗り越し精算になる反面、妙高高原方面から乗ってくれば長野はフリー区間に含まれます。
妙高高原側との区別が、長野駅の改札で区分けできるのでしょうか。
現状では、JR線を含めた軽井沢-妙高高原の設定で、篠ノ井-長野のJR運賃往復400円を加算した2,400円で設定した方が、長野駅での乗り越し精算の混乱はしないように感じます。
しなの鉄道のホームページを見させていただいて、気のついた点について書きます。
〇 「お得なきっぷ」が「商品情報」の中に隠れているのは見つけにくい
→ 「商品情報」の見出しの名称はいささか硬すぎます。
見出しを「お得なきっぷ等」としてはどうでしょうか。
「商品情報」の中には、おすすめ商品、記念きっぷ、グッズ、上田れむの4つの項目も含まれていますが、代表的な「お得なきっぷ等」とした方が実用的と思います。
〇 「お得なきっぷ」のきっぷ見出しを整理配置した方がよいのでは
→ 前記5種のフリーきっぷのほか、千曲川きっぷ、シルバー回数券、ゆぅふるtanaka往復割引きっぷ、ノー・マイカー・デー割引きっぷ等が盛り込まれていますが、項目の配置間隔が開いていて、少し探しにくい印象を受けました。
縦一列または横一列に並べた方が見やすいように思います。
〇 運賃表(2020年4月1日現在)と(2023年4月1日以降)の順番について
運賃の項を開くと、「運賃表(2020年4月1日現在)」「運賃表(2023年4月1日以降)」の順に列記されています。
この順番と表現を見ると、「2020年4月1日現在」の表現から、現在もこの運賃かと一瞬錯覚しがちです。
その項目の次に「運賃表(2023年4月1日以降)」があって、現在の運賃を知るのですが、そもそも過去の運賃である「運賃表(2020年4月1日現在)」の掲出は必要でしょうか。
必要とするならば「運賃表(2023年4月1日以降)」の項を先に(上の方に)持ってきた方がよいのではないでしょうか。
しなの鉄道のフリー切符への希望的意見と、ホームページの感想を書かせていただきましたが、2024年夏を迎え、しなの鉄道の利用者増を期待します。
※ 写真は本文と無関係です。