新京成8800形1編成廃車を機に今後の動きを探ります
新京成の主力8800形の一部編成が廃車されました。
本日、くぬぎ山車両基地の端に8801編成6両のうちの4両が置かれていました。
そして機器の一部が取り外されていました。
8801編成は1986年新製で車齢37年でした。
この廃車を機に、何の根拠もない勝手な想像をしてみました。
新京成では機器状態が良好な9編成をリニューアル対象とし長く使う計画と見られます。
現在、8815編成がリニューアル工事中で、これまでの京成乗入非対応が乗入対応に変わる見込みです。
8801編成の列車無線等の機器がどの程度8815編成に流用されて登場するのでしょうか。
なお、リニューアル編成は行き先表示器がフルカラーLED、今後の廃車候補編成は字幕式で判別は容易です。
次の廃車候補は製造年や車両状況から考え合わせると2024年に8805編成かと思われます。
◆列車内防犯カメラの設置
2023年3月末までに全26編成への列車内防犯カメラ設置が公表されました。
1車両当たり3台ですが、防犯カメラ設置で趣味的に関心のあることと言えば以下の点です。
・8800形、N800形の車内案内表示装置は片側の乗降扉側だけの設置ですが、防犯カメラも車内案内表示装置側に設置するのかどうか?
・防犯カメラ設置の蛍光灯だけLED一体型に変えるのか、他の蛍光灯もLED化するのかどうか?
そんなこと、どちらでもいい、3月までに分かるよという声が聞こえてきますが、あれこれ想像するのも趣味のうちです。
◆北習志野駅折り返し線設置により、高根公団駅の同設備は撤去?
新鎌ヶ谷駅の折り返し線設置後、鎌ヶ谷大仏駅の設備が撤去されたのと同様、北習志野駅の折り返し線設置により、高根公団駅の設備は撤去と思われます。
余談ですが、鎌ヶ谷大仏駅の折り返し線は、くぬぎ山ー鎌ヶ谷大仏が単線だったため、京成津田沼側の電車が鎌ヶ谷大仏で半数、折り返していたことの名残です。
また、高根公団駅の設備は、朝のラッシュ時の本数増において、鎌ヶ谷大仏折り返しでは編成が不足したことと、高根公団の利用者増の対応によるものです。
高根公団から東京への通勤は、新津田沼から当時の国鉄津田沼へ乗り換えが通常の経路でした。
◆80000形は今後、京成3200形の新京成版(81000形?)に変わるか?
2023年又は2024年度の8814編成をもって、8800形リニューアル工事が終わります。
その後は、全般検査するよりも80000形新製車で順次置き換えると思われます。
80000形は京成3100形の新京成版です。
京成では3100形の新製が続くと思いきや、編成分割の自在な3200形新製が打ち出されました。
新京成は当面6両固定編成なので、3100形での継続でも構わないわけですが、将来の編成両数の変更に柔軟に対応できる3200形の新京成版(81000形?)に変わるのかどうか、今後に注目です。
3200形の方が編成の長短に柔軟性があるので、3200形に変わると思います。
京成では11月26日ダイヤ改正から千原線、金町線、東成田線、芝山鉄道で日中、4両編成のワンマン運転を開始しました。
新京成は千原線には乗り入れないため直接の影響はありませんが、京成千原線の4両編成電車は日中、京成津田沼まで来ます。
新京成から千原線へは、京成津田沼止まりの新京成6両編成電車から4両の2人乗務京成千葉線電車に乗り換え、千葉中央からワンマン運転となる光景になりそうです。
京成千葉線での日中4両編成運転と、千原線のワンマン運転が一定の成果を出したとき、京成千葉線でのワンマン運転拡大はあるでしょうか。
それは新京成の日中運転にも波及してくるのかどうか、今後の状況を見守りたいと思います。