車端部座席幅が狭い新京成8800形4人席中央に座る勇気(+京王線の話)
今回は、自分が毎日乗る通勤電車、新京成での着席時のわがまま話です。
満員電車で長時間立って通勤する人にはいささか申し訳ない話ですが、ご了承ください。
新京成の全26編成のうちで8800形は15編成あり、乗る機会の多い形式です。
座席は9人掛けと4人掛けで、先頭車のフリースペース部分だけは6人掛けです。
8000形の10人掛けと同じ座席幅のまま、8800形では1人減の9人掛けにしたので着席時の隣客との間隔にはゆとりがあります。
車端部の4人掛けも8000形に倣ったものですが、ここは狭い間隔のままで踏襲しました。
3人掛けにした場合、横幅にゆとりがあり過ぎたからですが、4人が座ると狭くて窮屈です。
新京成では、かつての大混雑時期は過ぎました。
武蔵野線、北総線、東葉高速鉄道が開通し、松戸や新津田沼まで行っていた乗客の一部が新八柱、新鎌ヶ谷、北習志野で降りる結果となったためです。
最大15編成あった8両編成も、現在は全編成6両です。
6両でも電車内は全盛期に比べれば多少なりとも余裕がある状況です。
自分の最寄り駅から乗る電車内は、ごく一部に空席があるケースが多いです。
その空席が9人席の位置ならほぼ座れます。
4人席の場合はドア側又は連結部側、つまり両端の席が空席なら座れます。
しかし両端に先客がいて、中央部2席が空席の場合、座る勇気がありません。
中央2席の左右いずれかに座った後、残る空席のスペースが狭くなります。
後から乗る人がその狭いスペースでも座ると、左右両方に先客がいるので、中央部に座った自分の体を小さくすることになり、苦痛になってきます。
4人席の両端の席なら自分の体を端に押し付ければ済むので、この苦痛がありません。
他の人の様子を観察すると、中央2席分の中間に座って、後から座りたい人が来た時は詰めればいいと思いながら、座席全体の面積が小さいので詰めないケースが多く見られます。
同じ新京成の8900形は、座席幅が8800形と逆に、車端部4人席には余裕があり、中央8人席は狭くなっています。
ワイドドアの採用もあって中央席が8人の結果、1両の座席定員は8800形より4人減りました。
座席数が減りながら、その横幅も狭苦しくなったのは残念です。
8人席でも後から座る時は迷います。
N800形と80000形は京成仕様ですが中央8人席、車端5人席とも余裕があります。
どの席でも迷わずに座れます。
自分の通勤電車利用は新京成のみですが以下、京王線の座席幅が気になるので、少しだけ触れます。
京王線7000系、8000系、9000系の中央7人席はJR東日本などと同じですが、車端は4人席でJRより1席多くなっています。
1人でも多く着席できる配慮とも言えますが、車端部で1席増やした結果、他の席にしわ寄せが行き、全席が狭苦しく感じます。
7000~9000系の車端部4人席は仕方ないとして、中央部7人席は6人席にしたらどうかと思うこともありますが、このまま推移するでしょう。
5000系は座席指定列車「京王ライナー」用として、デュアルシート仕様、ドア間の片側6人席のゆとりは十分にあります。
ただし座席定員が少ないため今後の新車を5000系のみとするわけにもいきません。
7000系の置き換え時は他社同様、車端部は3人席として全席の横幅に余裕を持たせた方がよいと思われます。