平行普通列車

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リニア後の静岡県のぞみ一部停車を

リニア開業後の静岡県、のぞみ減、ひかり増で理解協力は得られるか?

一部報道で、リニア開業後の東海道新幹線について、ダイヤに余裕ができるので「のぞみ」を減らし「ひかり」「こだま」を増やせる可能性があるとの記事を見ました。

リニアに反対の声が多い静岡県の理解、協力を得るため今後、国等が静岡県に向けて提示する一つの方策かと思われます。

 

気になるのは「のぞみ」を減らし、という箇所です。

「のぞみ」は名古屋、新大阪、山陽方面速達が目的の列車であり、静岡県の速達利便は「ひかり」増発、増停車により対応と受け止めます。

しかしこれで静岡県の理解は得られるでしょうか。

静岡県が望むのは「ひかり」の増停車でなく、「のぞみ」の停車と認識します。

リニア開業により「のぞみ」の本数を減らして「ひかり」化するのは待った方がいいと思います。

「のぞみ」の本数は同じままで、毎時2往復が静岡又は浜松停車とするのが理解を得る道と考えます。

 

「のぞみ」静岡県内停車でも理解されなければ、次の施策としては新幹線静岡空港の新駅設置になるかと考えます。

現在は東海道新幹線ダイヤが逼迫していますので空港新駅は無理ですが、リニア開通後はダイヤに余裕ができます。

その余裕を静岡空港新駅に活用する歩み寄り案です。

東海道新幹線からすれば、ライバルに塩を送る?ような航空旅客利便のための新駅など造りたくないでしょう。

しかしそれを前面に出すとまた別の議論が起きるので、そのためダイヤに余裕がないこと、新幹線駅間距離が短くなって速達効果に影響すること、難工事となること、経費面等で難を示すと思われます。

空港新駅案は「のぞみ」静岡県停車だけでは前進しない場合の検討策です。

 

無事にリニアが完成することを願っていますが、静岡県側が反対のまま変わらず2027年開業が延びて進展しないままならば、

静岡停車の「のぞみ」と浜松停車の「のぞみ」とを別列車で分け、静岡県に毎時計2往復の「のぞみ」が停車すること。

「のぞみ」が静岡、浜松停車中、後続「のぞみ」の追い抜きがないこと。

それでも解決困難なら静岡空港東海道新幹線の新駅設置。

静岡県の理解協力を得る最終的なカギの案は上記3点と考えますがいかがでしょうか。