平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

E257系の荷物棚 機器箱のある列の通路席に荷物ラックを

機器箱のある座席位置に荷物ラックを置けば不満は解消される

今は伯備線だけを走る381系は、振子式の採用により低重心化が必要だったため空調装置を床下にしました。

その結果、床下から天井へのダクトを車内窓側の一部に設けています。

381系の水平な屋根は美観もありますが、室内の空調ダクトは付近の席の利用者には狭苦しい印象を与えました。

その対応として窓側座席を撤去した事例が見られます。

 

東海道線高崎線、房総地区等を走るJR東日本のE257系は、荷物棚の一部分に長方形型の機器類の箱(以下、「機器箱」)があります。

381系同様、空調装置の関連かどうかは不明ですが、この機器箱付近の席に座ると前後に先客がいる場合、荷物を棚に置けないことがあります。

いささか小さな話題ではありますが、荷物棚が使えないことは特急列車として好ましいとはいえません。

 

E257系は振子式ではないのですが低重心化のため381系同様、空調装置は床下です。

仮にE257系の空調装置が屋根上なら棚の機器箱は不要だったとすれば、今後の特急列車には床下空調を繰り返してほしくない事例です。

しかし「成田エクスプレスE259系、「サフィール踊り子」E261系は床下空調方式ですが室内機器箱はなく、E257系固有の産物のようです。

 

E257系の荷物棚使用不可の解決策は、この位置の通路側の席を撤去し、その位置の床上に荷物ラックを配置することです。

JR西日本新幹線500系の先頭車、運転席の真後ろの2列の席でも見られたのと同じ配慮です。

381系のように窓側席を撤去する方法もありますが、E257系は窓側ダクトではなく荷物棚の課題なので、通路席撤去が良いと考えます。

なお、車端の荷物室では座席から目が届かないことがあるため、根本的な解決策にはならないと思われます。

定員は若干減となりますが、JR東日本には検討をお願いしたいところです。