全国最長15時間40分の臨時寝台特急「サンライズ出雲92号」をPRしてはどうでしょうか?
2023年春の臨時列車が1月20日に公表されました。
今回はその臨時列車の中で、出雲市-東京の「サンライズ出雲92号」の話です。
「サンライズ出雲」の臨時列車設定は今回始まったことではありませんが、所要時間は定期列車の下り12時間08分、上り12時間15分と比べ、上下列車とも約1時間30分ほど長い時間を要するのが特徴です。
上り「サンライズ出雲92号」は、2022年冬の設定時は出雲市15時33分発、東京6時23分着、所要14時間50分でした。
今回の同列車は、東京着時間は同じですが、出雲市発は14時43分で、所要15時間40分になりました。
所要15時間40分は全国最長です。
寝台列車の話題がほとんどない中、最長運転時間の「サンライズ出雲92号」を「もっとも長時間乗車ができる列車」として、この92号を別方向からPRしてもよいのではないでしょうか。
多客期ピーク時の輸送増強のための列車であり、観光用の運転でないことは承知しています。
年に何度かはピーク時でない日にも設定し、最長運転時間の不利を逆に有利さに変えてみてはという発想です。
下り91号は所要14時間46分ですが、92号と同じくPR時は一体の仲間です。
飛行機や、振子式特急と新幹線で速く移動したい人とは無縁の別次元、別世界の上り臨時列車です。
15時間40分のあいだ、列車にずっと「乗っていなければならない」のではなく、「乗っていられる」価値の分かる人に乗ってほしい列車です。
寝台列車が全国各地に旺盛だった昭和全盛期時代にタイムスリップできる夢の再現列車として、設定・所要時間に大きな価値があります。
※写真は本文と無関係です。