平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

臨時サフィール踊り子は土・休日2往復運用で乗車機会を倍にしては?

デラックス特急「サフィール踊り子」の乗車チャンスを倍にするダイヤを

 

サフィール踊り子」(以下、「サフィール」)は2020年3月に「スーパービュー踊り子」(以下、「スーパービュー」)の後継として登場しました。

「スーパービュー」は普通車が中心の編成でしたが、「サフィール」は全車グリーン車としてデラックスさに徹しました。

「スーパービュー」は10両4編成で計40両、1編成530席。

サフィール」は8両2編成で計16両、1編成164席です。

サフィール」は全車グリーン車ですが定員は「スーパービュー」の3分の1以下で、指定券が取りにくいのも当然と言えるでしょう。

 

サフィール」で伊豆に行きたいが指定券が取れなかった人たちは、その後どのような選択をしているのでしょうか。

①「踊り子」に変更する、②東海道新幹線で熱海から伊豆急行直通の普通列車に乗り継ぐ、③東海道線普通列車グリーン車に変更する

等が考えられますが、「サフィール」乗車前提での伊豆旅行の人は、旅行自体を見送ることはないでしょうか。

 

曜日にもよりますが、多くの需要がありながら指定券が取れないイメージが強い「サフィール」に不満を抱いている人もいるのではないかと思われます。

サフィール」E261系は2編成で、新製増備は当面ないようであり、2両増やした10両編成への輸送力増強もしないようです。

 

そうなると、現在の「サフィール」で出来ることは、東京(新宿)-伊豆急下田の1日最大2往復のうちの1往復のダイヤを見直し、2往復化することと考えます。

 

2023年1月現在の「サフィール」の運用とダイヤは、以下のとおりとなっています。

〇1号~2号の運用(定期列車)東京11:00発→伊豆急下田13:29着、14:12発→東京16:49着。

〇3号~5号の運用(臨時列車。主に木曜~月曜運転。火曜・水曜は運休。土曜・休日は新宿発5号、平日は東京発3号で運転。上りは東京着4号で共通)

東京12:30(新宿12:25)発→伊豆急下田15:30着、16:36発→東京19:19着。

 

東京-伊豆急下田の所要時間が1号で2時間29分、3号で3時間00分で30分の差がありますが、ここでは所要2時間30分として変更ダイヤを提案します。

現在のダイヤは、東京(新宿)発1・3・5号の4号車カフェテリア利用を加味したものと思われます。

1・2号は現ダイヤを継続とします。

3~5号のダイヤを以下のとおり2往復(3~6号)で提案するものです。

(3号)新宿8:00発→伊豆急下田10:35着

(4号)伊豆急下田11:00発→東京13:30着

(5号)東京14:00発→伊豆急下田16:30着

(6号)伊豆急下田17:00発→東京19:30着

 

いずれも東京と伊豆急下田での折り返し車内清掃、整備が30分以内、全線所要時間2時間30分の前提です。

ポイントは東京12時30分発と8時・14時発との利用差になります。

上記6号のダイヤは現在の4号と大差はありません。

もしも時間が厳しければ4号と5号を品川発着としてはどうでしょう。

品川よりも東京発着の方が望ましいのはもちろんですが、品川止まりでは効果がないかどうかです。

品川-熱海と、横浜-伊東~伊豆急下田は、東京発着よりも料金が安価なことは鉄道ファンによく知られているところです。

その意味では品川止まりでも、それなりの需要は見込めると考えます。

そもそもデラックス特急「サフィール」に乗る人は、細かな料金計算などこだわらない人が多いでしょうけれども、一方でデラックス列車に安く乗る知恵として品川・横浜発着を選ぶ人もいるのではないでしょうか。

 

※写真は本文と無関係です。