JR東海区間乗り入れ東京-沼津直通列車の沼津側5両化にどう対応したか?
2024年3月号時刻表が2月24日に発売されました。
興味深い内容が多々ありますが、今回はJR東日本の東海道線普通列車のうち、JR東海区間の沼津まで直通する列車の一部を、熱海または国府津での乗り換えにしたダイヤについて見てみます。
東京-沼津直通のグリーン車付き基本10両編成列車について、利用状況等から一部列車を熱海-沼津間で5両にしたいという、JR東海側の意向があったものと察します。
その方法としては、東京発沼津行き15両編成が、熱海で沼津側の基本10両編成を切り離し、東京側の付属5両編成だけが沼津へ行く運用を想定していました。
しかし時刻表を見ると、そうではなくて、夕方にグリーン車のない国府津始発沼津行きが誕生しています。
国府津車両センターのE231系またはE233系の付属5両編成を充当して、国府津から沼津へ着いた後、沼津-熱海を2往復し、沼津から国府津へ戻る運用と思われます。
その運用を見てみます。
時刻の「:」表記は略させていただきます。
なお、毎回のことですが、この内容はあくまでも時刻表上から筆者が勝手に読み取っただけの、裏付けのない想定のものであり、正確な運用情報ではありませんので予めご了承ください。
【新ダイヤ2024.3.16以降の、国府津-熱海-沼津折り返し用付属5両編成運用】
〇 国府津1653発→沼津1741着
〇 沼津1810→熱海1832
〇 熱海1839→沼津1858
〇 沼津1903→熱海1922
〇 熱海1947→沼津2008
〇 沼津2040→国府津2126
次に、東京-沼津の列車を、現在の直通ダイヤと改正後とで比較してみました。
【現ダイヤ2024.3.15まで】
★下り(東京発→沼津着)
〇 東京1537発→沼津1741着
〇 1627発→1839着
〇 1748発→1959着
【新ダイヤ2024.3.16以降】
★下り(東京発→沼津着、国府津または熱海乗換)
〇 東京1537発→国府津1646着→乗換→国府津1653発(付属5連)→沼津1741着
〇 東京1627発→熱海1816着→乗換→熱海1839発(付属5連)→沼津1858着
〇 東京1747発→熱海1939着→乗換→熱海1947発(付属5連)→沼津2008着
【現ダイヤ2024.3.15まで】
★上り(沼津発→東京着直通)
〇 沼津1808発→東京2028着
〇 1903発→2108着
〇 2038発→2239着
【新ダイヤ2024.3.16以降】
★上り(沼津発→東京着、熱海または国府津乗換)
〇 沼津1810発(付属5連)→熱海1832着→乗換→熱海1842発→東京2028着
〇 沼津1903発(付属5連)→熱海1922着→乗換→熱海1928発→東京2107着
〇 沼津2040発(付属5連)→国府津2126着→乗換→国府津2127発→東京2240着
今後の波及拡大はどうか
今回は、熱海-沼津で見ればJR東日本車両による3往復の5両編成化にとどめた印象も受けます。
東京-沼津直通の基本10両編成乗り入れはまだ6往復残存継続しています。
今後、どのように波及していくかは次回とさせていただきたいと思います。
繰り返しで恐縮ですが、すべて想像内容ですので現場の問い合わせ等はされないようお願いいたします。
(※ 記載にあたり、「鉄道時刻表ニュース、ダイヤ改正ニュース、2024年2月5日付け、「E231系5両編成沼津乗り入れへ! JR東日本横浜支社・JR東海東海道線ダイヤ改正(2024年3月16日)および315系投入に伴うJR東海ダイヤ改正予測(2025年予定)」を参考にさせていただきました。)