平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

甲種鉄道車両輸送計画表の鉄道誌掲載終了に思うこと

事実をまず冷静に受け止めましょう

今回は、写っていればいい程度の写真しか撮れない自分に何も語る資格はないことを承知の上で、甲種輸送情報打ち切りへの思いを書きます。

 

一部の鉄道雑誌で毎号見られた、JR貨物の機関車牽引による新車輸送情報がわかる「甲種輸送」の掲載が終了しました。

二度と他の路線走行を見ることはない新車の輸送経路に興味関心を抱く人は多いと思われます。

輸送自体は当然続くものの、新車の行き先、輸送経路、主要駅の通過日時の情報がなくなります。

一部雑誌の誌面で「諸般の事情をご賢察のうえ、ご理解くださいますよう」とあります。

諸般の事情とは主に輸送途中での、一部の鉄道ファンによる過度な写真撮影行動なのかどうか。

 

新車輸送の撮影が趣味の人にとっては痛手な情報ですが、決定した以上、冷静に受け止めるしかありません。

過去の輸送情報を活用しながら、輸送日時を想定して今後も新車輸送の撮影を続けるかどうかになります。

続ける場合、写真撮影に夢中になるあまり、鉄道関係者、沿線居住の人、一般の人に迷惑をかける行為だけはしないように願いたいと思います。

 

JR貨物の機関車による新車輸送が終わると、走行する路線に移り、試運転を経て正式な列車運用に入ります。

撮影は、正式運用に入って、落ち着きが一段落してからにする余裕があれば望ましいことです。

その前に誰よりも早く新車を撮影したいのがファン心理ですが、裏返せば新車の正面や側面、編成全体に集中した撮影は、鉄道写真撮影全体の楽しみうちの、一部分の位置です。

鉄道写真にも様々な撮り方、捉え方があり、楽しみは無限です。

新車のみならず、新車登場に伴って過去の主役となった他の同形式編成など、いろいろな列車や分野に視野を広げ、甲種輸送にこだわらない楽しみを発見していってほしいと願っています。