平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

東海道・山陽新幹線 同時刻出発列車は行先に係わらず同一の号数を

東京発新大阪行き定期「のぞみ」が、臨時博多行きになると号数が変わるのは混乱を生む

東海道・山陽新幹線の列車の号数(「のぞみ〇〇号」など)が2023年3月18日のダイヤ改正により、以前よりも分かりにくくなりました。

東京発新大阪行きの定期列車が臨時列車として岡山、広島、博多行きとなる時に、新大阪行きの号数と異なる号数に変えた事例がかなりあるからです。

一例として、東京10時00分発の「のぞみ」は、新大阪行き定期列車の時は「のぞみ219号」ですが、臨時列車として新大阪から先、広島又は博多まで延長運転する時は「のぞみ129号」に変わります。

「のぞみ219号」「のぞみ129号」のどちらであっても、10時00分発は新大阪までは毎日運転区間なのですが、定期列車の「219号」で記憶している人には混乱の原因になります。

10時00分発「のぞみ」は毎日運転ではない、運転日注意列車なのかと受け止めてしまいかねません。

JR時刻表冊子での、斜め文字の表記が「本来の」運転日注意の臨時列車ということまで判別を期待するのは難しいと思われます。

 

最初から臨時列車として設定されている新大阪行きと博多行きとで号数を分ける方法は以前から用いられてきました。

しかし新大阪行き定期列車が臨時で博多まで延長する際、新大阪行きと博多行きとで号数を分けるケースは今回が初めてかと思われます。

「のぞみ219号」が「運転日注意」となっていることから万一、当日運休だったら困るからと、最初から運転日注意列車を避けるケースも考えられます。

現に、定期列車が全般的に混雑し、臨時列車が空いているのもそのためです。

「のぞみ219号」のまま広島行き、博多行きすることはできないのでしょうか。

「新大阪までは毎日運転」の表記を見てまず安心感を持つことが利用者配慮と考えます。

そして期日によっては新大阪から先、広島、博多まで運転する日があること、列車号数は同じであることで再度、安心感を抱くものです。

 

もう一つの提案として、JR東海東海道区間での定期列車の出発基本時間を伝えた方がいいと思います。

東京発の場合、下記のような案内をしてはいかがでしょうか。

〇定期列車(毎日運転の列車)

00分発「のぞみ」新大阪行き、03分発「ひかり」岡山行き(新大阪から各駅停車型)、12分発「のぞみ」博多行き(新山口停車型)、27分発「こだま」名古屋行き、30分発「のぞみ」博多行き(福山又は徳山停車型)、33分発「ひかり」新大阪行き(岐阜羽島米原停車型)、48分発「のぞみ」広島行き(姫路停車型)、57分発「こだま」新大阪行き。

〇「のぞみ」の臨時列車(定められた期日に運転の列車)

09・18・21・24・39・42・51・54分発。

「のぞみ」は毎時、定期4往復、臨時は最大8往復、合計で最大12往復です。

(あくまで基本の出発時間パターンです。一部例外の時間帯があります。)