平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

新京成 8814編成で再び機器リニューアル化に戻る不可思議

8815編成だけ機器未更新で全9編成のリニューアルを終了か?

3月28日まで「ふなっしーとれいん」だった8814編成が、5月9日に全般検査でくぬぎ山車両基地に入線しました。

5月10日の同基地を見ると、松戸寄りの8814-4~6の3両が検査の順番待ち休んでいました。

2022年12月2日付け、拙「新京成8815編成 なぜ機器未更新?」でも触れましたが、前回リニューアルされた8815編成だけ機器未更新だったので、8814編成も未更新と思いましたが予想が外れました。

中間車8814-4・5の2両の床下機器が撤去されていたからで、リニューアル工事の再開(復活)と見受けます。

京成津田沼寄り8814-1~3の3両は工場内入場中で確認できませんでしたが、床下機器撤去中と想定されます。

リニューアル対象の計9編成の工事は今回の8814編成で終了します。

そのうち8815編成だけが唯一、機器未更新で同整備が一段落の結果となりそうです。

 

8814編成2両の床下機器撤去を見たとはいえ、リニューアル完了後の簡素な機器配置を見ないことには実感が沸かないため、本線復帰を待つこととします。

その本線復帰はいつ頃でしょうか。

新京成線運用情報によれば前回リニューアルした8812編成は、2021年9月27日まで走行後、2022年2月8日の本線復帰まで約4か月の機器更新期間でした。

その後の対象車、8815編成は2022年6月27日まで走行、同年12月5日復帰まで約5か月の検査、リニューアル工事ながらも機器未更新でした。

同じリニューアルでありながら機器更新の8812編成が整備期間4か月に対し、未更新の8815編成が同5か月と逆に長いのは奇妙です。

 

8815編成は、全編成が8両編成だった往年時代の最終8896編成(8889~8896)ゆえ、最後まで残る8800編成と思われましたが、機器未更新の結果、状況が変わりそうです。

今後の8800形は、リニューアル対象外の8804~8806、8808・8809・8811の6編成が順次廃車される流れですが、その次にリニューアル編成に廃車順番が回ってきたとき、最初の候補は機器未更新の8815編成の可能性が高くなりました。

それにより8800形は機器更新の8編成で揃えられるためです。

少なくとも8815編成の次回全般検査時は、80000形主流の時代になっているので機器更新はないと考えられます。

 

8814編成の9月下旬頃と思われる本線復帰後は、次の施策として80000形3編成の京成乗り入れ開始、8804・8808・8811編成の京成乗り入れ終了、80000形第4編成(80046)が最初から京成乗り入れ前提で新製の順かと予想しますが、どうなっていくでしょうか。

 

8814編成のリニューアル後の床下機器、80000形の京成直通、8800形機器未更新・字幕編成の今後の動きに注目したいと思います。