平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

新京成N828編成 検査完了後も行き先表示器をフルカラー化しない不可思議

行き先表示器を3色LED式のままとしたことについて

新京成線運用情報によるとN828編成は2023年1月31日から4月2日まで走っていませんでした。

約2か月の検査を受け、4月3日に本線復帰した経過でした。

復帰後の関心事の一つは行き先表示器で、LEDの3色式がフルカラーに交換されたかどうかでした。

 

N800形5編成の行き先表示器フルカラー化状況を見ると、N858編成が2018年登場時から装備されたほか、N818編成が2023年1月に交換されました。

他の形式のフルカラー化状況では、80000形は登場時から、8800形はリニューアル9編成(今後リニューアル予定の8814編成を含む)に、8900形は一挙に全3編成がそれぞれ整備されています。

N818、8800形9編成、8900形3編成のいずれもフルカラー交換の際、工事のための休車はほとんどなく、ごく短い期間で一瞬に実施された印象があります。

2005年新製のN818よりも後の、2011年新製のN828が2か月間の検査を終えて出場したならば、フルカラーで登場と思うのが自然かと思います。

予想は外れ、行き先表示器は3色型のままでフルカラー化は見送られました。

3色型のままのN838、N848編成と併せて今後特定の時期に、一挙にN828編成もフルカラー同時交換を行なう計画なのでしょうか。

しかしながら「物はついでに」ではありませんが、2か月の検査期間にこの部分だけ工事を保留したのは妙に感じます。

 

N828は現在、京成乗り入れも含めて毎日元気に走行していますが一時期、予備車扱いだったのかどうか、通常よりも長い期間、本線を走っていなかったことがありました。

そのことと今回の事象とは直接関係はないでしょうが、N828には何か特殊な事情があるのだろうかとうがった見方をしてしまいます。

 

新京成の不可思議現象は、2022年に行われたリニューアル工事で、床下機器は更新しなかった8815編成に続くもので、今後どのような方向に向かおうとしているのか気になるところです。

リニューアル工事最終予定の8814編成の床下機器変更是非とともに関心を抱きます。

今後の様子を見守りたいと思います。