本数の限られる「青の交響曲」「しまかぜ」「あをによし」がポイント
昨日の、近鉄フリーきっぷの続きですが、今回は9種類ある近鉄特急に、いかに効率よく乗るかを計画してみました。
運転本数の少ない「青の交響曲」2往復、「しまかぜ」賢島起点3往復、「あをによし」4往復のコースへの組み方がポイントです。
短区間とは何キロ、何分以上の乗車か、5分でも乗れば良いか、こだわりによって変わってきます。
筆者のこだわりとして、昨日の内容と重複しますが、伊勢中川は短絡線を含めて近鉄名古屋側、大阪難波側の三角線全部に乗ること、短絡線は近鉄名古屋側から乗ることを、コースの中に組み入れます。
さらに、近鉄名古屋→大阪難波は、6号車または8号車の「ひのとりプレミアム」先頭車の、先頭座席にこだわります。
先頭座席が満席なら先頭車は諦め、5号車または7号車から2号車のレギュラー車両に頭を切り替えます。
最後部1号車からの、流れ去っていく光景では、いくら最前部席でも自己満足はできません。
その他のこだわりは進行右側、窓側席です。
すれ違う列車の状況、複線、単線の線路配置、架線、電柱の状況も見たいからです。
車窓を見ることに意義があるので、夜の乗車は対象外です。
その点、日の長い6月は最適です。
雨は降っても差し支えありません。
これとは別に「せっかく乗るなら、ついでに」という観光地への欲が出てきて、計画を立てている時に困ります。
一例として、湯の山線で言えば湯の山駅まで行って単純に折り返すのか。
せっかく来たのだから御在所ロープウェイで山上公園まで行かないのか、山上公園まで行ったなら観光リフトで頂上駅まで行こうかという後ろ髪を引かれる思いとの葛藤です。
しかし観光時間をとりすぎると、9種の特急乗車と路線走破ができなくなります。
観光地は、乗り換え駅でたまたま接続の列車待ち時間があった時だけ、駅周辺散策にとどめます。
近鉄では路線網が広いため、全路線乗車が優先か、9種の特急乗車が優先かで計画が変わります。
結果として、最大3日間のフリー切符での全路線乗車と特急9種乗車は今回、組めませんでした。
以下は特急9種乗車が最優先の内容です。
予めご了承ください。
【1日目】
近鉄名古屋7:00発「ひのとり57列車」→大阪難波9:09着、9:35発「あをによし209列車(第1便)」→奈良経由→京都9:48着、10:50発「ビスタカー4019列車」-橿原神宮前11:42着、11:46発1109列車(スタンダードタイプ)-吉野12:28着、12:35発「青の交響曲9208列車」-大阪阿部野橋13:51着、15:10発「さくらライナー1509列車」-橿原神宮前15:45着、15:54発各駅停車-大和八木16:00着、17:42発「伊勢志摩ライナー1703列車」-伊勢中川18;34着、18:39発「伊勢志摩ライナー7714列車」-近鉄名古屋19:43-名古屋泊
【2日目】
近鉄名古屋10:25発「しまかぜ7011列車」-賢島12:27着、13;30発「アーバンライナー7314列車」-近鉄名古屋15:37着
◆特急料金(上記区間)はどの程度か?
※特記のないものはレギュラー車両です。
〇「ひのとり」特急料金1,930円+プレミアム車両料金900円(レギュラー車両200円)
〇「あをによし」特急料金1,190円+特別車両料金320円(1人利用の場合)
〇「ビスタカー」920円
〇「スタンダードタイプ」520円
〇「青の交響曲」730円
〇「さくらライナー」520円
〇「伊勢志摩ライナー」920円+920円
〇「しまかぜ」特急料金1,640円+しまかぜ特別車両料金1,050円
〇「アーバンライナー」1,640円
以上、合計13,200円です。
なお、特急乗り継ぎ料金は、列車によっては打ち切らずに通算され、上記よりも安くなりますが(例:大和八木-近鉄名古屋通算特急料金1,640円)、ここでは打ち切り計算で表記していますので、ご承知ください。
近鉄全路線乗車の方の乗り継ぎはまた別の機会に。