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千葉市長「通勤快速を海浜幕張駅に止めては?」 他にはどの駅の停車を考えているか?

千葉市長の京葉線ダイヤ改正提案「通勤快速を海浜幕張駅に止めては?」とは

産経新聞、2024年1月5日付けで、「京葉線ダイヤ改正 神谷俊一・千葉市長が提案『通勤快速を海浜幕張駅に止めては?』」の記事がありました。

記事の一部を引用させていただきます。

(以下引用)

「通勤快速を海浜幕張駅に止めるなど別のやり方もある」

~中略~

「速達性のサービスを維持しながら都内寄りの駅を使う人の利便性を向上する方法はある」と指摘した。具体策として、混雑する朝の通勤時間帯の快速に限り、都内に近い駅を各駅停車とはせず、通過させることを挙げた。

(以上引用)

 

千葉市長の提案として注目されますが、「混雑する朝の通勤時間帯の快速に限り、都内に近い駅を各駅停車とはせず、通過させる」とは、具体的にどのようなことでしょうか。

その駅の固有名詞は控えているようですが、ここでは「都内に近い駅を通過させる」という部分の、「都内に近い」通過駅を想像してみたいと思います。

あくまで筆者の勝手な想像ですので予めご了承ください。

 

◆ 通過駅の候補順

通勤快速をひとまず各駅停車列車化して、再び通勤快速に戻す際の千葉県知事発言と意中を勝手に想像しての、通過想定駅です。

なお、2020年度から2022年度まで3年間の、一日の平均乗車人員の変化数値を参考までに併記しました。

 

【通過と思われる第1候補駅】

〇 越中島

→ 乗車人員が京葉線の駅でもっとも少ない(2022年度の一日の乗車人員が8,808人)ため。

→ 一日平均乗車人員:4,126人(2020年度)→4,404(2021年度)→4,807(2022年度。以下同)

〇 葛西臨海公園

→ 行楽駅であり、通勤時の乗降は見込まないため。

→ 9,943人→11,033人→12,560人

〇 潮見

→ 新木場、八丁堀に通勤快速復活で停車する前提で、この2駅に隣接しているため。

→ 10,899人→11,652人→12,718人

〇 二俣新町  

→ 乗車人員が京葉線の駅で少ない(2022年度の一日の乗車人員9,970人、下位から2番目)ため。

→ 4,669人→4,985人→5,058人

〇 市川塩浜

→ 乗車人員が京葉線の駅で少ない(2022年度の一日の乗車人員14,112人、下位から3番目)ため。

→ 7,037人→7,056人→7,342人

 

【通過と思われる第2候補駅】

〇 新習志野

→ 乗車人員が京葉線の駅で比較的少ない(2022年度の一日の乗車人員21,118人、下位から4番目)ため

→ 9,106人→10,559人→11,330人

〇 幕張豊砂

→ 海浜幕張駅に通勤快速復活時の停車が最大要件となることから、海浜幕張駅に隣接していて、駅としての歴史が浅く急激な利用増まではしばらく見込まないため。

 

【通過と思われる第3候補駅】

〇 舞浜

→ 行楽駅であり、通勤時の乗降は見込まないため。

 

◆ 追加停車駅の候補順

次に、「通勤快速を海浜幕張駅に止めるなど」とは、海浜幕張への追加停車を第一要件として、他にどの駅の追加停車を想定しているのでしょうか。

 

「都内に近い駅を通過」の言葉を純粋に受けとめた場合

極論でいえば、千葉県内の蘇我-舞浜は各駅に停車し、東京都内の葛西臨海公園-東京は現在の通勤快速同様に新木場、八丁堀のみの停車となりますが、どうでしょうか。

以下、追加停車駅の優先順位を探ってみます。

 

【通勤快速停車を追加すると思われる第1候補駅】

〇 海浜幕張

→ 千葉市長がもっとも力説する千葉市内での京葉線筆頭駅。

今回の「別のやり方もある」という具体的な追加停車駅の中でも、この駅を筆頭に代表格として挙げている。

また、2022年度の一日の乗車人員が87,792人(東京駅を除いて京葉線で第3位)の実績があるため。

〇 新木場

→ 現在、通勤快速が停車しており、東京メトロ有楽町線、東京高速臨海鉄道の乗り換え駅。

また、2022年度の一日の乗車人員が103,912人(東京駅を除いて京葉線で第1位)の実績があるため。

〇 八丁堀

→ 現在、通勤快速が停車しており、東京メトロ日比谷線乗り換え駅として。

 

【通勤快速停車を追加すると思われる第2候補駅】

〇 稲毛海岸

〇 検見川浜

〇 千葉みなと

→ これら3駅は千葉市内の駅であり、各停列車を再び通勤快速に戻すならば、同市内の上記3駅停車は必然と思われるため。

 

【通勤快速停車を追加すると思われる第3候補駅】

〇 南船橋

→ 武蔵野線接続駅として。

〇 新浦安

→ 現在の快速が停車しており、2022年度の一日の乗車人員が85,040人(東京駅を除いて京葉線で第4位)の実績があるため。

 

以上ですが、具現化されてもいない一提案をこのような話で展開するのもどうかとは思いながらも、もしも通勤快速が一旦廃止後、復活が実現したとするならばということで想定してみました。

 

(※ 記載にあたり、2024年1月5日付け産経新聞、「京葉線ダイヤ改正 神谷俊一・千葉市長が提案『通勤快速を海浜幕張駅に止めては?』」を参考にさせていただきました。)