平行普通列車

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255系 「新宿さざなみ」2024年春の運転期日と先行きを推測する

土曜・休日運転の「新宿さざなみ」で、255系の充当日と今後を探ります

2024年春以降の行く末が注目される車両の一つに、JR東日本の房総ビュー255系があります。

2024年春の臨時列車が1月19日にニュースリリースされた中で、3月16日のダイヤ改正日以降の255系の運用を見てみます。

 

内房臨時「新宿さざなみ」の1往復のみ255系だがE257系の充当が主体?

従来から運用されていた「新宿さざなみ1・4号」について、ほとんどの土曜・休日に運転される中、記事欄の中では「E257系5両(全車指定席)または255系9両(全車指定席) 」とされました。

255系とE257系との運転日の明確な区分はされませんでした。

255系とE257系とで、運用が半々になるのか、利用状況により運用を柔軟に変えていくのかは読み取れません。

しかしながら「E257系5両または255系9両」ということで、E257系を先に持ってきている表現から、「新宿さざなみ1・4号」の基本はE257系5両であるが、4月27~29日と5月3~6日のゴールデンウィーク等、混雑が予想される時期は9両の輸送力がある255系を充てると考えられます。

逆に言うとゴールデンウィーク以外の土曜・休日については、255系充当の期日は予測しがたいということになります。

 

同じ「新宿さざなみ」でも、4月27~29日と5月3~6日運転の「新宿さざなみ2・3号」、4月27日と5月3日・4日運転の「新宿さざなみ81号」、4月28日と5月5日運転の「新宿さざなみ82号」はいずれもE257系5両編成での運転です。

これら新宿さざなみ2・3・81・82号」を255系で充てていれば鉄道ファンには分かりやすかったですが、「新宿さざなみ1・4号」の方が需要が見込めるためと考えられます。

 

臨時の外房「わかしお」、総武「しおさい」には255系無し

わかしお」はすべてE257系で、新宿わかしお1・2号」は5両または9両となっています。

新宿わかしお1・2号」も5両なのか、9両なのかはわかりませんが、4月27~29日と5月3~6日には東京発着の5両編成「わかしお」が増発されています。

「さざなみ」同様、4月27~29日と5月3~6日の「新宿わかしお1・2号」は9両編成と見られます。

臨時の「しおさい」にはE259系のほか、E257系も充てられています。

 

総合すると、房総特急全体のうち、「新宿さざなみ1・4号」の運転日の一部の期日だけが255系の可能性があるという結果になっています。

 

255系の前途は厳しいか

第一線を退く255系の、今回の臨時列車運用が「新宿さざなみ1・4号」のみであること、「E257系5両または255系9両」という表現で255系が後に回っていること、運転期日を明確にしていないこと等を総合的に考え合わせると、255系に対して現在の185系のような過大な活躍を期待することは難しいように感じます。

実際に2024年3月16日以降、6月末までの間、新宿さざなみ1・4号」のE257系と255系との設定割合を見てみないとわかりませんが、臨時列車運用に消極的な設定結果だったことが気になります。

 

255系が残るとしても1編成どまりかと感じてしまいます。

255系の希望的観測を言えば2編成残存で、9両編成の多客期用と、5両編成の行楽用、185系の後継用という姿を期待しますが、残るのは1編成のみで、積極的運用もしない印象を受けました。

今回の臨時列車情報を見る限り、255系の前途の現実は厳しそうに感じましたが、どうでしょうか。