平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

北陸新幹線 熟年・高年向け北陸一周計画

福井と敦賀の駅前観光を含めた一周計画の日帰り版です

仕事を辞めてから気がついたことの一つに平日、同年代、熟年・高年の人と会う約束をする場合、夜でなく昼が多くなったということがあります。

筆者が下戸ゆえに気遣ってくれた結果ではありますが、互いに毎日が日曜日ゆえに平日の夜の合流でなく、平日昼間に会う方が明るいうちに自宅に帰れて楽という点もあるかと思います。

飲酒後の平日夜間の歩行が、足や眼(視力)など人それぞれの健康・体力状況によっては避けた方がよい年代になってきたからです。

夜は駄目と思うとマイナス思考になるので、昼は大丈夫、明るいうちは大丈夫と受けとめるようにします。

 

北陸新幹線の乗車体験相談

2024年、北陸新幹線敦賀開業と筆者の退職が重なり、同年代前後の方々から北陸新幹線に乗りながらの北陸一周相談を多く受けるようになったのは嬉しいことです。

熟年・高年というと体力の個人差が出てくるころであり、北陸新幹線乗車体験では以下のような状況を踏まえて計画する必要がありました。

 

【列車配慮の条件】

〇 新幹線と特急は指定席を確保する(座れない可能性がある自由席を選択しない)

〇 乗り換え回数を少なくする

〇 乗り換え時間に余裕を持つ(北陸新幹線敦賀8分乗り換えでは余裕がない)

〇 北陸新幹線は「かがやき」、東海道新幹線米原「ひかり」に乗車

〇 参加者全員の意思が一致した場合に限り、新幹線はグリーン車とし、一人でもグリーン車に異論があった場合は普通車指定席を利用

〇 昼食は列車内でなく、現地で下車しての飲食

〇 福井と敦賀で下車の観光

〇 夜の遅い時間帯を避けての帰宅で計画(遅くとも20時台まで)

〇 参集駅から新幹線東京駅まで、平日は朝夕のラッシュ時を避けるか、普通列車グリーン車で移動

〇 帰路の、新幹線東京駅から出発駅までも往路と同様。

〇 1泊が通常だが、日帰りを前提に計画

 

敦賀下車・観光での北陸一周計画

1泊するなら敦賀と福井の下車観光が十分可能です。

そんな中で、日帰りで、さらに上記の条件を満たすとなると、おのずと時間帯や列車は決まってきます。

ここでは1泊コースは略させていただき、日帰りコースで観光時間は福井・敦賀とも両駅周辺、約2時間を目途とします。

以下、時刻の「:」表記は省略させていただきます。

 

① 東京→北陸新幹線「かがやき」→福井→北陸新幹線「つるぎ」→敦賀敦賀下車観光→北陸線しらさぎ米原東海道新幹線「ひかり」→東京のコース

東京811発→北陸新幹線「かがやき505号」→福井1112着→福井下車、昼食・観光→福井1341発→「つるぎ23号」→敦賀1402着→敦賀下車、観光→敦賀1609発→北陸線しらさぎ12号」→米原1643着、1657発→東海道新幹線「ひかり658号」→東京1912着

 

② 東京→東海道新幹線「ひかり」→米原北陸線しらさぎ」→敦賀敦賀下車観光→北陸新幹線「つるぎ」→福井→福井下車観光→福井→「かがやき」→東京のコース

 東京833発→東海道新幹線「ひかり635号」→米原1047着、1056発→北陸線しらさぎ5号」→敦賀1126着→敦賀下車、昼食・観光→敦賀1348発→北陸新幹線はくたか568号」→福井1409着→福井下車観光→福井1622発→北陸新幹線「かがやき512号」→東京1920着

 

①と②のどちらがいいかと聞かれたら

①の方です。

東京-金沢の北陸新幹線に乗車済みの人には、金沢から乗って敦賀に向かう方が、金沢止まりだった新幹線が敦賀まで延伸された実感、嬉しさが体感できると思うからです。

また、「しらさぎ10号」の敦賀新疋田で鳩原ループ線に乗れることも理由です。

 

交通費はどの程度か?

東京-北陸新幹線敦賀北陸線米原東海道新幹線-東京の一筆書き切符で運賃13,200円、特急料金16,070円、合計29,270円です。

逆回りも同額です。

特急料金の内訳として、全列車普通車指定席前提で、東京-福井7,230円、福井-敦賀2,400円、敦賀米原1,290円、米原-東京5,150円です。

福井・敦賀下車の北陸一周29,270円は、東京-新大阪の「のぞみ」往復29,440円とほぼ同額です。

 

◆ もしも筆者が誘われて、筆者のこだわりを加えさせてもらえるなら

以下は筆者の個人趣味、こだわりの余談です。

②のコースですが、筆者のわがままなこだわりから、米原乗り換えを名古屋に変えて、「しらさぎ5号」を始発の名古屋から乗車したいのが希望です。

毎回の繰り返しで恐縮ですが、東海道線大垣→関ヶ原の新垂井線に乗りたいからです。

そのため、東京8時33分発「ひかり635号」米原乗り換えを、東京8時00分発「のぞみ61号」名古屋乗り換えに変えます。

米原以降、敦賀までは②と同じです。

 

一緒に行く人の数が多いほど、この新垂井線乗車のこだわりに理解を得るのは難しく、同一行動では断念せざるを得ません。

そもそも新垂井線に特別、見どころの車窓があるわけではありません。

東京-米原は別行動で、米原から先は同一行動しますからといっても、出だしの東京発「ひかり」に乗らないのでは出鼻の盛り上がりをくじかれ、誘わない方がよかったという話題になってしまいます。

グループ旅行は自分の欲を抑えるところでは抑える協調性が要件です。

 

新垂井線は自分一人で別の機会に行くしかなく、格安の「ぷらっとこだまグリーン車プラン等で東京から名古屋まで行き、名古屋-敦賀を「しらさぎ」に乗車後、敦賀から東京へ「サンダーバード」京都経由で新疋田の鳩原ループ線湖西線を体感して敦賀へ戻ることになりそうです。

そこまで全部話したら誘い自体がためらわれるので、この文面の世界にとどめます。