平日日中の田端-品川間は山手線一体2.5分間隔ダイヤを
京浜東北線田端-品川間は山手線と並走します。
両方とも各駅停車の必要はないとの考えから、京浜東北線は並走区間で1988年から日中、快速運転になりました。
当初は上野、秋葉原、東京、田町のみの停車でした。
上野東京ラインの開通前は、上野-東京間で東北、高崎、常磐線と東海道線、東海道新幹線を乗り継ぐ際、京浜東北線快速での御徒町と神田通過は各駅停車に比べると気分的に楽でした。
快速停車駅はその後、東京モノレール接続(JR東日本傘下関連)で浜松町、上野東京ライン開通で御徒町(土曜・休日は通過)、神田も追加されました。
現在の通過駅は西日暮里、日暮里、鶯谷、有楽町、新橋のみとなりました。
上野-品川間の速達は上野東京ラインが担い、京浜東北線の快速設定意義は半減しました。
そもそも乗降の多い新橋、有楽町、日暮里通過は当初から強引すぎました。
新橋は東海道線、横須賀線も停車するのに京浜東北線快速の通過は疑問が残りました。
日暮里は常磐線、京成と接続しますが、日中の京浜東北線大宮側利用者は、
田端で山手線乗り換えが必要です。
西日暮里の東京メトロ千代田線接続も同様です。
京浜東北線は全電車を各駅停車に戻すのが賢明です。
2022年のダイヤ改正で山手線の平日日中運転間隔が京浜東北線と同じ5分間隔になりました。
田端駅の京浜東北線南行(大船方面)と、品川駅の同北行(大宮方面)の発車時刻をそれぞれ
山手線発車時刻の2分30秒後(時刻表上では2分後)で設定すれば、田端-品川間利用者の待ち時間は2分30秒(2.5分)に半減できます。
逆に山手線と京浜東北線を同時刻発車とした場合、5分待つことになります。
2.5分間隔ダイヤの利便性、イメージ向上効果は大きいと考えます。
なお、土曜・休日の山手線日中ダイヤは4分間隔のため、京浜東北線5分間隔と一体化での2.5分間隔化はできません。
他線を見ますと、東京メトロ銀座線、丸ノ内線では土曜・休日でも5分間隔の厳しい現実があります。
山手線利用が再び伸びることを期待していますが、いささか不本位な話ですが、もしも逆であったなら、平日同様5分間隔化の際は、京浜東北線並行区間2.5分間隔の発想はしてほしいものです。