平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

E235系は車内蛍光灯位置見直しを

蛍光灯一列1本節減の結果、見苦しい車内に逆戻りは疑問

 

JR東日本の最新型通勤電車E235系が山手線、横須賀線総武快速線に投入されています。

先に大量製造されたE231系E233系の発展型として、現在のJR東日本の粋を集めた形式です。

 

最新鋭の電車でありながら、E233系に劣る残念な箇所があります。

それは車内蛍光灯の配置変更が招きました。

 

E233系までは蛍光灯が一列当たり12本の配置でした。

そのうち車端部3人席だけは経費節減で小型タイプとしましたが、照度は多少劣るものの、配置自体はすっきりしています。

また、常磐緩行線E233系2000番台は地下鉄乗り入れ時の配慮として、車端部でも通常タイプとなっています。

 

E235系では車端部の小型蛍光灯を通常の大型タイプとした代わりに、一列の本数を11本としました。

これにより吊り革付近の景観が変わりました。

 

蛍光灯間隔がE233系まで均等だったものを、蛍光灯1本節約のために不均等にしました。

蛍光灯間に設置する、パイプを支える支柱は蛍光灯間隔不均等の影響で、位置が変わりました。

左車端から右車端まで横一直線だった、吊り革を支持するステンレスパイプが一直線にならなくなりました。

座席部分とドア付近とで、パイプ高さを変えざるを得なかったからです。

 

パイプの強度維持のため、高さが変わる部分には壁に向かって無粋な枕木方向のパイプを新たに設置しました。

E233系までのすっきりしたパイプと比較して、最新E235系のパイプや壁が見苦しくなりました。

この設計を今後拡大することは再考した方がよいでしょう。

 

そもそも終日にわたり利用が多い山手、横須賀、総武快速線ですから、E233系2000番台と同じ大型(通常)蛍光灯一列12本とすべきではないでしょうか。

設計を複雑にしてでも蛍光灯を一列1本節約したいなら、他のE233系同様、車端部のみ小型蛍光灯化が賢明です。

蛍光灯やパイプのことなどどうでもよい、もっと行うべきことがあると言われるかもしれませんが、それとは別次元の話です。