平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

新幹線東京↔博多 最終を19時に

東海道・山陽新幹線東京↔博多最終18時台を19時台へ

 

数字の魔力というものがあります。

買い物で言えば1,000円なら買わないが、999円なら買おうという心理です。

鉄道界でいえば所要4時間以上なら航空機、3時間台なら、たとえ3時間58分であっても同じ3時間台だから鉄道という選択の変化です。

 

ここで東海道・山陽新幹線を見てみます。

東京-博多は航空機が大勢を占めるものの、新幹線直行である分、比率は少ないながらも利用はあります。

 

始発は東京、博多とも6時00分発、10時台の到着です。

新幹線博多開業時の6時間56分から見れば2時間以上の短縮は脅威です。

日中も毎時2往復のダイヤは便利であり、十分と言えます。

 

残念なのは最終列車の設定時間です。

下りは東京18時51分発、博多23時51分着。

上りは博多18時59分発、東京23時45分着。

いずれも「18時台」発です。

これがさらに新幹線から航空機に足を向けさせていないでしょうか。

18時59分発は19時00分発と1分だけの差ですが、18時台であることに変わりないですから、18時00分発と大差のない印象さえ与えてしまいます。

これが19時00分発になると、18時台の1時間が自由に使えるイメージができて、1時間も得をした気分になります。これも数字の魔力です。

 

博多18時59分発最終東京行きは新大阪で4分間停車します。

新大阪発東京行きの最終でもありますが、だからといって4分もの停車時間が必要でしょうか。

新大阪停車を3分にしても影響はないと思われます。

新大阪3分停車により博多発は19時00分発にできますので、新幹線の速達イメージが向上し、利用促進にもつながっていきます。

下りはどうでしょうか。

東京発を19時00分にすると、今のダイヤでは博多24時01分着となって設定不可能です。

しかし徳山通過とすれば博多着が23時56分になります。

徳山停車は1本前の博多「のぞみ」が担うこととします。

徳山、新山口の連続停車の「のぞみ」はないものの、最終列車の例外措置として理解を求めることになります。

徳山乗降の人には不満になりますが、東京-博多の対航空機策として不可欠な措置です。

東京19時00分発「のぞみ」は新大阪間まで所要2時間30分ですが、この時間だけ例外的に所要2時間27分型「のぞみ」ダイヤを組めれば、博多着23時53分にすることができ、一層効果的です。

 

福岡空港は博多から至近距離であり、羽田空港京急品川接続で利便性が向上したため、東京-博多の新幹線は「4時間の壁」に加えて、航空アクセスでも厳しい状況ではありますが、最終19時00分発は「19時台発」と同じ印象を与えますので、新幹線に有利に働くはずです。