JR東日本の全車指定席特急「赤ランプ」は着席不可?
JR東日本は特急の全車指定席化、座席未指定券方式化を進めています。
各座席上にある「座席上方ランプ」も定着してきました。
ランプは3色あり、以下のような設定となっています。
赤色点灯:現在空席です。お座りいただけます。
黄色点灯:まもなく指定席発売済の区間となります。(まもなく座席の指定を受けたお客様がいらっしゃいます。)
緑色点灯:指定席発売済の区間です。
ここで混乱しやすいのは赤色ランプが空席であること、緑色ランプが指定席発売済みで、着席不可の設定です。
JR東日本はこの設定で行なってきたので、決めた以上はこのまま継続し、変更することはかえって混乱するとの考えと思われます。
また、緑色を指定席発売済としたのは指定席券購入が基本であり、指定席券の乗客に受け入れやすいためと推察します。
しかし赤色が空席という選択が座席未指定券の乗客には裏目になりました。人は赤色を「ダメ」「着席不可」とイメージします。
緑色は「OK」「空席」とイメージするものです。
座席未指定券の乗客がランプ色で戸惑う現状は、指定席券で着席している乗客にも鬱陶しさ感じさせます。
やはり、赤色と緑色の設定を逆にした方が良いでしょう。
定着まで一時的な混乱は生じますが、長期的に見ればこの2色の役割交換が賢明です。