平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

列車内に長時間閉じ込められたとき

もしも列車移動中に長時間、列車内に閉じ込められた時は

 

12月18日13時頃、東海道新幹線豊橋-名古屋間で停電事故がありました。

17時頃の運転再開まで約4時間、新幹線列車は運休しました。

列車移動中の車内で、長時間運休により困った経験は自分にもあります。

新幹線での列車ホテル体験もしました。

以下の内容は列車移動中の事故遭遇の話ですが、あくまで一般論です。

今回の東海道新幹線停電事故の話ではありません。

 

旅行中の事故で長時間列車運休の際、運の分かれ道があります。

まず、列車に乗っているか、乗っていないかです。

乗っていないならば、地上での動きはとれます。

列車移動中の停車の場合、どこで止まったのかによります。

たまたま駅に停車している最中だったなら、ホームに降りて車外へ出ることはできます。

 

駅間で停車した時は、止まった場所と時間帯が問題です。

最悪はトンネル内です。

携帯電話での外部連絡ができなくなります。

車窓は真っ暗な壁であり、次第に閉所恐怖症になってきます。

複線トンネルなら反対の線路側に空間がありますが、単線の狭いトンネル内では圧迫感があり、一層息苦しくなります。

 

次に長い鉄橋上です。

風当たりが強い場所であり、長時間停車するうちに列車の重みで鉄橋が歪まないかと余計なことを考えます。

 

そして夜です。

車窓が真っ暗な中での長時間停車は不安をあおります。

停車場所の外に建物やクルマの明かり、光などが見えれば、気分はいくらか落ち着きます。

周囲に何もない所や切通区間など、一点の明かりもない場所では気分がふさぎ込みます。

外に出ていて日中、明るければ、夜よりはいいかと慰めます。

 

以下は、2時間以上列車に乗る際の、途中での万一の長時間停車に備え、安心材料として持って行くとよいものについてです。

とくに目新しいものはありませんのでご了承ください。

大きなリュックに沢山詰め込めば安心感も比例しますが反面、平常時の動きはとりにくくなるので、かさばらない小物が中心の内容です。

 

〇列車出発前にトイレを済ませる:エレベーターに乗る時と同じです。いつどこで非常停止するか分かりませんので。

渋滞するとトイレに行きたくなるクルマの心理と、列車の非常停止は似ている部分があります。

〇飲料水:水分は最優先の持ち物で、2本あると心強いです。

〇チョコレート:高カロリーが空腹を助けます。パンや煎餅が緊急補助食としてこれに次ぎます。

〇頭痛薬・風邪薬:旅行前に、非常用に2日分、小箱に入れて持ちます。

飲まなくても持っているだけで心強くなれます。

〇保険証:万一の時に安心です。ただし紛失しないよう注意。

〇メモ帳、筆記用具:何かを書いていると気分が発散されます。

〇携帯電話用バッテリー充電器:常に充電しておくことがポイントで、列車に乗ってからの座席充電では、今回のような長時間停電時には役立たないことも。

〇見知らぬ人であっても隣客、他の乗客と対話する:「困ったですね」「どちらまでですか」と話をすると気持ちは和らいできます。

黙っているよりもストレスが発散されます。

〇「そのうち動くさ」と楽観的に考える:悪いことばかり想定していると不安になり、乗務員や駅員に対して、いら立ってきがちです。

しかし列車が動いてくれない限り、身動きは取れません。

係員や責任者を怒鳴っても解決はしません。

偉そうなことを言うようですが「そのうち動くさ」「困った時こその冷静さ」と考え方を変え、楽観的になった方が自分の精神衛生的にもよいと思います。

自分もそこまで心得が出来ている者ではありませんが、理想論を含めて書きました。