平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

前向き右窓席へのこだわり

すれ違い列車と複線の配線を見たいため特定位置にこだわる自業自得(自損?)話です

2022年10月29日の「自己満足 こだわりの鉄道の楽しみ方」でも書かせていただきましたが、列車旅の時は前向き席、進行右窓側の位置にこだわります。

すれ違い列車、上下別線複線の配線、電柱、架線柱、線路、枕木、スラブ軌道、キロポスト、防音壁の内側構造などが見られるからです。

単線区間であっても駅での列車交換を見ることができます。

左の窓側の場合、これらを見ることはできません。

 

右窓席に座る際、隣席の人との兼ね合いで、晴れた日には一つだけ演出が必要になります。

それは車窓を楽しんでいることを隣の人に間接的に伝えることです。

多くの人は、晴れた日には太陽光線を避けるため、カーテンを下ろす(又は横に引く)のが通常です。

カーテンを下ろすと車窓は見られなくなります。

車窓のない昼間の列車旅では夜の列車と同じで、列車乗車価値が半減します。

そのため窓側にある程度自分の顔を近づけ、車窓を楽しんでいる雰囲気を顔の位置で伝えます。

眩しさの程度にもよりますが、車窓は眩しさに勝ります。

東京の場合、午前中に北に向かう東北・上越新幹線のA席がこれに当たります。

東海道・山陽新幹線下り列車は右側に陽が当たらないので、気遣いはありません。

 

隣席の人が先に座っていてカーテンが閉められていた時は「すみませんが車窓が見たいので半分だけカーテンを開けていいですか?」と断ってから半分開けさせていただいています。

全閉のカーテンをいきなり全開にするのでは反発されるからです。

もしも開けるのを拒否されたら指定席の場合、他に空席がある状況なら乗務員に相談の上、座席位置を変えることもあります。

空席がなく、外を見たい光景がある時はデッキで車窓を求めます。

カーテンのために車窓が見られないのでは、列車に乗った意味がなくなるためです。

曇り空の時は、気分は晴れやかとはいかないもののカーテン全開の利点はあります。

 

晴天の日の普通列車はどうでしょうか。

4人掛けボックスシートは、カーテンを全開にするのが難しくなります。

向かい席の窓側(進行方向後ろ向き)の人にもカーテン上下の自由があるからです。

半分だけカーテンを下げ、下半分の位置から車窓を見ることもありますが、陽が向かい側の人に当たっていると下まで下げられてしまいます。

その時はロングシートに移動します。

近年は熱線吸収ガラスでカーテン省略の車両が増えつつあります。

不自然な車窓色になりますが、カーテン上下の葛藤がない利点はあります。

 

勝手な願望ですが、無色透明の熱線吸収ガラスでカーテン無しの列車はできないものでしょうか。