列車に乗る時の勝手なこだわりと楽しみ方の話です
今回は、自己流(平行流)の個人的な鉄道の楽しみ方、こだわりについてです。
他の方にも共通点があるかどうか定かではありませんが、勝手に楽しみ、勝手にほくそ笑んでいる世界です。
いかにも暗い?ですが、自己満足の世界です。
◆運転席背後に前向き座席がある列車に乗る◆
伊豆急リゾート21、京急2100形・600形・1000形1890番台が最高。
JR西日本関西圏221系、223系も前面展望を見せる配慮を感じます。
JR東海は211系では前面を大きく見せていたのに、最新の315系は逆に前面を見せなくした閉鎖性が残念です。
◆進行方向右側、窓側の席に座る◆
東海道・山陽新幹線なら下りはE席、上りはA席。
すれ違い列車と架線柱の様子が見られるからです。
◆上下別線複線を見る◆
上下線が大きく離れて、互いに線路が見えなくなり、次の駅へ到着する前に相手の線路が寄り添う光景を見ます。
本格的別線は東北線では豊原-白坂、松川-金谷川-南福島が典型的。
東鷲宮駅の、下り線は地平、上り線は高架橋も一種の別線複線です。
全国的には北陸線敦賀-新疋田、上越線湯檜曽-越後中里、羽越線村上-間島、千歳線植苗-沼ノ端も上下線が大きく離れる区間です。
東海道線大垣→(旧)新垂井→関ヶ原、函館線七飯→藤城貨物線→大沼は別の性格の複線です。
◆デッドセクション(交直流切り替え)を見る◆
国鉄時代からの伝統を継ぐのが山陽線下関-門司のJR九州415系です。
デッドセクションでは車内の電気が一瞬消えて夜は真っ暗に。
冷房も切れます。
交直流切替のタイミングで緊張の運転士の様子が伝わります。
常磐線取手~藤代の切替は、今では自動的に行なわれ、消灯もなくなってこの風物が消えました。
地下鉄銀座線も以前、駅到着前に車内等が消えるのを楽しみました。
◆高架橋を跨ぐ高架橋を見る◆
上越新幹線上り線が大宮手前で東北新幹線を跨ぐ時や、北陸新幹線上り線が高崎手前で上越新幹線を跨ぐ時の、高い位置からの見晴らし。
これに次ぐのが地平の線路の上を跨ぐ高架橋です。
総武快速線新小岩→市川、横須賀線の東戸塚→戸塚と大船→戸塚など。
◆架線柱を見る◆
架線を支える架線柱、可動プラケットなどの名称がありますが、架線を支える金具が右側と左側、直線区間では電柱ごとに交互になっている光景を観察します。
◆パンタグラフ下付近の位置に座る◆
パンタグラフは時々スパーク(火花)を起こします。
これを見るためにパンタグラフ下の位置を選びます。
東海道・山陽新幹線に0系が走っていた頃、偶数号車の博多側にパンタグラフが8基ありました。
日中はトンネル内で、夜は全区間にわたってスパークがありました。
架線との離線が多かった結果で、雷の空のようでした。
これを楽しむのは妙ですが、自分には楽しい光景です。
◆電動車に乗る◆
電車のモーター音を聞きたい心理は、クルマ好きな人のエンジン音の快感とも似ています。
高速運転時の勇ましい音は迫力があります。
音にも列車や形式により様々あります。
静かなグリーン車で休みたい発想とは逆です。
ディーゼルカーでは急勾配路線で、急坂を苦しんで登るエンジン音が聞こえ、速度が低下します。
峠を越えて下り坂になると、一変して速度を出し脱線しないかと不安になるほど生き生きと走る変化が見どころです。
◆空気圧縮機がスクロール式コンプレッサの号車に乗る◆
空気圧縮機がスクロール式コンプレッサの場合、駅到着時に「キュッ・キュッ・キュッ」と愛嬌ある癒しの音が聞こえます。
東京メトロ千代田線16000系や、新京成N800形と8800形の一部(8802・8811・8815・8816の4編成、4・6号車)でも聞かれる音です。
こだわり話はまだ続きますが、続きは別の機会に。
◆鉄道旅は1人が基本◆
2人以上では進行方向前側、右側の席ばかり占領すると嫌われます。
かといって通路側の席や後ろ向きでは楽しみが減ります。
1人で行けばこの悩みがなくなります。
