平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

仙台発着「ひたち」3往復を4時間間隔の設定で有効に

貴重な仙台発着「ひたち」3往復を効果的に生かすダイヤを提案します

特急「ひたち」は常磐線の看板列車です。

全15往復のうち、いわき発着が12往復、常磐線全線を行く仙台発着が3往復です。

仙台発着「ひたち」(以下、仙台「ひたち」)の設定時刻は以下のとおりです。

【下り】  品川発→上野発→仙台着

「ひたち3号」 7:43 →  8:00→12:29

「(同)13号」12:45→13:00→17:25

「(同)19号」15:45→16:00→20:28

【上り】  仙台発→上野着→品川着

「ひたち14号」10:14→14:35→14:51

「(同)26号」16:06→20:36→20:52

「(同)30号」18:02→22:37→22:53

 

仙台「ひたち」の車両運用として、

①「ひたち3号」は仙台12時29分着後、3時間37分滞泊して仙台16時06分発「ひたち26号」として品川へ戻ります。

②「ひたち13号」は仙台17時25分着後、折り返し整備して37分後、仙台18時02分発「ひたち30号」として品川へ。

③「ひたち19号」は仙台20時28分着後、翌日、仙台10時14分発「ひたち14号」として品川へ。仙台滞泊13時間46分です。

 

仙台「ひたち」の運転間隔は、下りは3号と13号の間が5時間、13号と19号の間が3時間です。

上りは14号と26号の間が6時間、26号と30号の間が2時間です。

上りの午前一番列車14号から二番列車26号まで6時間開きながら、26号と最終30号とは2時間しか開いていないのが、26号と30号の両方の列車設定効果を弱めています。

30号は仙台-いわきのビジネス移動を考慮したのかもしれませんが、品川着が23時近いのも実用的にやや不利です。

 

◆改定ダイヤ案

【下り】  品川発→上野発→仙台着

「ひたち3号」 7:43 →  8:00→12:29(変更なし)

「(同)11号」11:45→12:00→16:25

「(同)19号」15:45→16:00→20:28(変更なし)

【上り】  仙台発→上野着→品川着

「ひたち12号」 9:14 →13:35→13:51

「(同)20号」13:14→17:37→17:52

「(同)28号」17:06→21:37→21:54

 

ポイントは上下列車とも列車設定を4時間間隔にして午前、午後、夕刻(夜)の3タイプに明確化することです。

拙案の3号から20号へ、11号から28号への折り返し整備時間はいずれも約40分です。

19号から翌日12号までの仙台滞泊は整備を含めて現在より1時間縮小しますが、12時間以上あるので支障はきたさない車両整備時間です。

 

東京-仙台は東北新幹線利用が大部分ですが、たまには常磐線「ひたち」で行こうかという気を起こさせるダイヤにするのも大事ではないかと考えます。

 

余談ですが一時期、仙台「ひたち」をいわきで分割し、上野(品川)-いわき、いわきー仙台の別々の列車にする案がありました。

いわきー仙台はE653系で普通車のみの付属4両編成ともささやかれていました。

震災後の常磐線全線復旧により状況が変わり、E657系の固定10両編成での全線通し運転となりました。

結果的にE657系での全線通し運転は、いわきでの乗り換えよりも効果的だったと思います。