平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

新京成2024新年ヘッドマーク編成 掲出期間中の運用に配慮を

15日間の限定期間中、最終日の休日に走行しなかった2023年の運用は遺憾

新京成では毎年1月前半に、正月に因んだヘッドマークを1編成に掲げて走行する姿が見られます。

2024年も1月1日から15日までの15日間、沿線の高校生が描いた辰年に因むヘッドマークを1編成に掲げて走ります。

 

どの編成にヘッドマークが掲出されるかを想像するのも毎年の楽しみのうちですが、8805編成でヘッドマークを掲出した写真がすでに公開されているので、2023年の正月に続き、2024年も8805編成での掲出が確実となりました。

 

運転席前面にヘッドマークステイがあるのは8800形14編成のうち、8805・8806・8809・8811・8815の5編成に限られます。

これまでは長い期間、8811編成に掲出してきました。

8806・8809・8811・8815の4編成は現在、いずれもラッピング付きです。

 

2023年末現在、ラッピングがないヘッドマークステイ付き編成は8805のみなので、消去法で考えても自ずと8805編成が浮かんできます。

なお、8900形、N800形、80000形にはいずれもヘッドマークステイはなく、掲出する場合はステッカーの形になります。

 

新京成に望まれる土曜・休日の運用配慮

前回の、2023年1月1日から15日までの8805編成運用を振り返ると、少し遺憾なものがありました。

新京成線運用情報の過去データによれば、期間中の15日間で8805編成の松戸-京成津田沼の終日運用は10日間でした。

残りの5日間のうちの3日間は、松戸-新津田沼(一部、京成津田沼)を1往復から2.5往復して終わっていました。

3日間の内訳は1月4日(水)・11日(水)・13日(金)の平日で、朝9時以降の走行がない運用で、目に触れる機会の少ない運用でした。

 

1月14日と15日は土・日曜日でマーク掲出の最終日でもあり、運用を期待したものの、終日、運用されませんでした。

そのため13日(金)で本線走行のヘッドマーク掲出走行は終わってしまいました。

くぬぎ山→新津田沼→松戸→くぬぎ山の1往復だけで終わる最短走行の運用でした。

 

新年ヘッドマーク編成の話題を自ら作りながら、2023年のような新京成の運用姿勢は残念です。

列車運用は新京成に一任とはいえ、このような走行実績ではヘッドマークデザインに協力した新京成沿線の高校をはじめ、掲出が決定して喜んだ学生2人にもいささか物足りない複雑な思いは残らなかったでしょうか。

 

なお、2024年の最終日の曜日配列は、1月14日は日曜・15日は月曜日です。

検査の都合や、8805編成が現在の新京成で最古参の状況は理解するとしても、1月前半の15日間だけは松戸-京成津田沼の終日運用に少しでも多く充てる配慮が望まれます。

少なくとも、1月1日から3日の正月三が日、6日から8日の土・日・祝日3連休、13日と14日の土・日曜、最終の1月15日の計9日間には運用に充てる配慮を願いたいと思います。