平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

京成3200形イメージ図に見る期待と一部残念な箇所

京成3200形への期待、関心部分を中心に列記してみました

京成から、2025年5月20日付けで「2025年冬に『3200形』を導入します」のニュースリリースがありました。

拙ブログでは、2023年11月8日付け「京成の新型3200形の2024年度新製期待から量産までの流れと見どころ」で、登場前の期待感や関心どころを書かせていただきました。

3200形の試作車は4両編成を予測しましたが6両編成での登場で、早くも予想は外れてしまいました。

今回は、公開された新形式3200形のイメージ図を見させていただいた中での感想等を書かせていただきたいと思います。

前回の拙記事と重複する箇所がありますが、ご了承ください。

 

編成両数関係

先頭車連結器イメージ図の、密着型化方式、電気連結器併設が興味深いところです。

6両編成でこの連結器とすると、2両編成を別に造って6両+2両の8両編成の組成もあり得るのでしょうか。

6両から4両になることも考慮して、あるいは3200形としての統一性での考え方でしょうか。

今回は6両編成ですが今後、8両・4両・2両の計4種類になるでしょうか。

少なくとも現在の4両編成を置き換えるには、今回の3200形以外にはないことから4両編成登場は必然と思われますが、3200形で8両固定編成も組むでしょうか。

3200形での4両+4両、6両+2両の組成もあるでしょうか。

それとも8両固定編成については3100形で継続でしょうか。

 

パンタグラフ・電動車関係

パンタグラフは、先頭車の内側の位置で、片側パンタ、外側方向型ということはイメージ図から分かりました。

6両編成のパンタグラフは、「スカイライナー」のように成田空港側に、2両に1基、偶数号車で、空港側向きの設置で計3基となるでしょうか。

3200形の8両編成のパンタグラフは、「スカイライナー」同様の偶数号車で、2両に1基で、6号車のようにパンタグラフがあっても付随車という形にするでしょうか。

それとも3100形と同様、パンタグラフ車両はすべて電動車でしょうか。

 

電動車はMM’方式でしょうか。

1M方式または0.5M方式でしょうか。

電動車の比率は6両編成は既存車同様に4M2T、8両編成は6M2Tでしょうか。

4両編成の場合、2M2T、3M1T、4Mのいずれでしょうか。

 

都営浅草線京急成田スカイアクセス線乗り入れ関係

都営浅草線京急空港線成田スカイアクセス線乗り入れにも運用するでしょうか。

時速120km/hのアクセス特急エアポート快特快特にも充当するでしょうか。

8人掛け座席の中央2人席は、3100形のような折り畳み式構造でしょうか。

 

ワンマン運転新京成関係

4両編成を中心に、ワンマン運転を想定した仕様になるでしょうか。

ワンマン仕様は6両、8両編成でも共通でしょうか。

新京成の80000形は今後の合併により、3200形思想を採り入れたワンマン型機器配置を含んだ6両編成になるでしょうか。

新京成で6両編成は当面変わらないとして、京成3100形の新京成版、現行80000形で8800形を置き換えていくでしょうか。

 

先頭車の幌関係

乗務員室が中間位置になった時、隣の車両と貫通可能な点にも興味が持たれます。

幌は両側設置でしょうか、片側設置でしょうか。

片側の場合、成田空港側でしょうか、京成上野側でしょうか。

 

これらの内容は、今回の情報から察知するには早すぎますが、登場までの間、あれこれ想像をめぐらすのも趣味のうちということで書かせていただきました。

 

◆ 残念な変更箇所

明るい話題に水を差すようですが、運転士背後の窓が小型化され、左半分が壁化されたため、前面展望の楽しみが薄れてしまいました。

乗務員室背後の2人掛け席の座席が撤去されたため、着席しながらの前面展望はできなくなりました。

また、同位置の戸袋窓が壁化されました。

これらは残念な箇所です。

京急1000形の時系列の中で、乗務員室背後の座席撤去、運転士背後の小型窓化などの編成が見られますが、座席からの前面展望ができないのは、3200形が今後の主役になるとすれば惜しまれる措置です。

運転上の安全確保優先でやむを得ないでしょうか。

せめてJR東海315系のような、運転士背後窓の完全な壁化にならなかっただけ良かったと受けとめる方がよいでしょうか。

 

中央扉付近、室内天井の冷房冷風口の抑止板について

京成の新製車は、最新だった3100形においても室内天井の冷房送風口について、3扉のうちの中央扉位置付近の冷風口は冷房装置の直下に位置し、強風を避けるため、冷風口に鉄板を充てて風量を抑制しています。

しかしながらこの外観は最新鋭車にあっては非近代的であり、みすぼらしく感じます。

イメージ図で送風口を見ると、何となくカバーの板を充てているように感じるのですが、どうでしょうか。

今の3100形の形状、防風板内蔵ならば、新京成8800形のようなラインの方がすっきりしているようにも感じます。

JR東日本E235系の冷風吹出口のような、すっきりとした外観にしてほしいものです。

 

2025年冬の運行開始までの間、いろいろな憶測や現車を見ての感想、意見が飛び交うと思われますが、3200形6両編成の登場と活躍を楽しみに待ちたいと思います。

蛇足ですが、新車登場までの間、現場への問い合わせ等は行なわないようお願いいたします。