平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

新京成80000形新製は現5編成までで今後は3200形に変わるか?

80000形は現5編成で終了か、新京成用3200形の仕様はどうなるかを考えます

鉄道コムの2024年5月23日付け、「京成の新型車両3200形 『フレキシブルに変更』の意味や『電気連結器』の内容は? 京成に聞く」の、鉄道コらムを拝見しました。

この中の最後の段で、「なお、京成が今後導入する一般車両は、3200形に完全に切り替えるとのこと」という箇所に注目が集まっています。

 

3200形の運行開始時期は2025年冬、導入車両数は2024年度6両1編成、2025年度以降も継続して導入予定ということです。

2024年度内に3200形6両1編成を導入して1年前後、綿密なテスト、試運転等を経て量産態勢を整え、2025年度末から2026年度に新製増備の流れかと思われます。 

京成本線、支線のほか、成田スカイアクセス線、都営浅草線京急を含む広範な運用、アクセス特急快特から普通までの幅広い列車種別対応、4両編成・8両編成時の加減速等、様々な試験が想定されます。

2024年度から2025年冬までの間、京成の通勤形新製車はないと見てよさそうです。

 

新京成の8800形の置き換えは80000形か?3200形の新京成版か?

では、新京成の車両新製はどうでしょうか。

以下は筆者の勝手な想像です。

毎回のことですが、内容には何の根拠もありませんので予めご了承ください。

 

新京成は現在、8800形の置き換えを進めており、京成3100形の新京成版80000形を新製してきました。

現在、80000形は5編成、8800形は13編成あります。

8800形のうち、リニューアル対象でない8806・8808・8809・8811の4編成、とくに8806・8808の2編成は2024年度から2025年度にかけての置き替えが迫っていると思われますが、京成の新製車が3200形の方針が出された中、代替車はどうなるでしょうか。

以下の3つの方法を想定してみました。

 

① 京成が3200形を量産する2025年度末以降に3200形の新京成版を新製し、それまでの間、8800形の新型車置き換えを行なわない。

② 2024年度の8800形置き換えは80000形とし、2025年度は同年度末以降に3200形の新京成版により置き換える。

→ 8800形置き換えは2024年度の8806・8808編成、2025年度末~2026年度に8809・8811編成を想定。

③ 2024年度~2025年度末までの8800形置き換えは80000形とし、2026年度以降の8800形置き換えを3200形とする。

以上の3つの選択肢を想定します。

 

京成は3200形の運用開始後、本線運用の安定化がまず重要です。

その安定化後、成田スカイアクセス線、都営浅草線京急の乗り入れ先での安定運行の順になると考えます。

それに並行して新京成8800形置き換えを3200形で行なうとしても、2025年度内での新京成用3200形までは至らないのではないかと思われます。

一方、2025年度中に8800形一部編成が運用期限を迎えてしまうとすれば、他の新京成編成で代替えするほどの予備車が新京成にはありません。

ゆえに筆者は上記③、2025年度までは80000形で新製と思っていますが、どうでしょうか。

 

新京成千葉線専従の3200形か?京成本線・支線・新京成共通の3200形か?

2026年度以降の8800形置き換えならば3200形になるのは確実と思われますが、2025年度以降、新京成は京成に吸収合併されていることに留意が必要と思います。

新京成単独固有の考え方ではなくなり、京成全体の路線と車両の位置づけの中で、その一部としての新京成という位置づけになっていくと思われます。

現在の新京成車両は京成千葉線の片乗り入れまでの範囲で当面は継続するとしても、車両自体は京成の所属になります。

 

その意味で、2025年度末から2026年度以降の8800形置き換えを3200形で行なうにあたり、新京成線運用基本、千葉線乗り入れの現状同様の3200形の継続ならば話は分かりやすいですが、新京成が京成になる以上、京成本線・支線・新京成共通仕様の3200形である方が京成全体から見て効率的になってきます。

京成所属の3200形として見た場合、新京成乗り入れ編成と、乗り入れない編成とで仕様を分けるにしても、基本は京成(本線)所属車両での3200形6両編成の位置づけに変わっていくと予想されます。

新京成が6両編成のみの路線であっても、新製車の3200形化に伴い、かつての800形のような4両+2両での組成も走ることがあるでしょうか。

 

また、80000形、N800形は元々京成仕様であることから、徐々に3200形同様の京成一体の扱いに変わっていくかもしれません。

やがては80000形、N800形京成本線を走っても不思議ではなくなってくるかもしれません。

8800形・8900形については加減速性能、ドア配置等の事情から、現状のまま新京成路線専属、そのうちの一部は千葉線乗り入れまでの運用範囲と思われます。

 

以上、京成合併に伴い、新京成の今後の車両運用についての変化を勝手に想定してみましたが一方で、新京成が京成になっても、新京成路線の運用は現状と同じ、京成本線とは切り離した独自の運用という考えもあろうかと思います。

新京成路線用3200形の登場と、その仕様、運用まで状況を見守りたいと思います。

 

(※ 記載にあたり、鉄道コム(鉄道コらム)、2024年5月23日付け、「京成の新型車両3200形 『フレキシブルに変更』の意味や『電気連結器』の内容は? 京成に聞く」を参考にさせていただました。)