平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

大人の休日倶楽部パス東日本でどこへ行く?(太平洋側→日本海側外周編)

房総→鹿島灘常磐路→三陸陸奥湾日本海沿い南下の、太平洋→日本海外周編です

2024年5月24日付け、拙「大人の休日倶楽部パス東日本でどこへ行く?(日帰り連続5回編)」の続編で、今回はJR東日本路線で太平洋側路線から日本海側路線を5日間で外周するコース例をご紹介します。

東京→京葉線東京湾房総半島外周→鹿島灘常磐線三陸→青森→五能・羽越・越後・信越各線の日本海→長野→篠ノ井線→中央線で、JR東日本を一周するものです。

 

本来ならば、JR東日本管内での外周ということでいえば、最終段の中央線松本→東京について、それで終わりとせず、「あずさ」を松本→八王子の乗車にして、八王子から相模線、東海道線鶴見線経由の相模湾コースを加えて東京ての外周こだわりがありました。

しかしながら全日程の列車ダイヤ上、うまく組めなかったため、いささかイレギュラーなコースではありますが、1日目の、本来の出発路線である京葉線10時33分発列車までの午前時間を活用して、先に東京→八王子→茅ヶ崎→鶴見→浜川崎→東京の相模湾沿い循環コースを加えています。

相模湾循環などなくてもよいと思う場合は、東京10時33分発の京葉線からの開始となります。

時刻の「:」は省略します。

 

1日目 房総外周

(コース概略:東京→八王子→茅ヶ崎→鶴見→浜川崎→東京→蘇我→館山→大網→銚子→銚子泊)

東京529発→中央線快速→八王子630着、635発→横浜線→橋本647着、655発→相模線普通列車茅ヶ崎749着、800発→東海道線→横浜829着、840発→京浜東北線→鶴見850着、855発→鶴見線→浜川崎908着、925発→南武線→尻手933着、939発→南武線→川崎941着、949発→東海道線→東京1008着

東京1033発→京葉線快速→蘇我1115着、1130発→内房線→木更津1201着、1217発→内房線外房線→上総一ノ宮1535着、1539発→外房線普通列車→大網1600着、1611発→東金線→成東1628着、1632発→総武線普通列車→銚子1721着→銚子泊

【補足】

房総特急はすべて全車指定席ですが、5日間で指定席6回に使用を房総特急に充てるのはもったいないため、普通列車で計画しました。

内房線の平日は館山への特急はなく、総武線成東-銚子の「しおさい」も時間帯と日程があわないため、普通列車としています。

 

2日目 鹿島灘常磐路、三陸その1

(コース概略:銚子→鹿島神宮→水戸→仙台→石巻気仙沼気仙沼泊)

銚子625発→成田線普通列車→佐原709着、713発→鹿島線鹿島神宮734着→736発→大洗鹿島線→水戸907着、919発→常磐線「ひたち3号」指定席→仙台1228着→仙台休憩→仙台1349発→仙石線高城町1435着、1443発→仙石線石巻1517着、1536発→石巻線→前谷地1555着、1556発→気仙沼線→柳津1618着、1633発→気仙沼線BRT→気仙沼1821着→気仙沼

【指定席①】「ひたち3号」水戸→仙台

【補足】

気仙沼線のBRTで海沿いを辿るのがポイントです。

今回のコースでは東北新幹線に乗らないため、もったいないとの意見が出るかもしれません。

常磐線「ひたち3号」で仙台到着後、仙台-一ノ関を東北新幹線「やまびこ」自由席、一ノ関-気仙沼大船渡線として、仙台-気仙沼の海岸線コースにこだわらない経路となります。

大洗鹿島線鹿島サッカースタジアム-水戸の運賃(1,400円)は別払いです。

 

3日目 三陸その2、陸奥湾

(コース概略:気仙沼→盛→宮古→久慈→八戸→野辺地→大湊→青森→青森泊)

気仙沼621発→大船渡線BRT→盛738着、803発→三陸鉄道→久慈1303発→三陸鉄道→八戸1445着、1514発→青い森鉄道大湊線快速「しもきた」→大湊1653着、1701発→大湊線→野辺地1802着、1808発→青い森鉄道→青森1858着→青森泊

【補足】

陸奥湾の海岸線へのこだわりから、八戸-青森は青い森鉄道の乗車としています。

また、乗り継ぎ時間を活用して大湊線野辺地-大湊を往復してから青森に向かいます。

この日も東北新幹線には乗らない日程ですが、青い森鉄道大湊線の海岸車窓にこだわらなければ、八戸15時05分発「はやぶさ23号」の空席利用で、新青森に15時31分着とすることもできます。

 

4日目 日本海その1(五能・羽越線

(コース概略:青森→蟹田弘前→深浦→秋田→男鹿→酒田→酒田泊)

青森616発→津軽線普通列車蟹田658着、709発→津軽線普通列車→青森747着、809発→奥羽線五能線リゾートしらかみ2号」指定席→秋田1329着、1346発→男鹿線普通列車→男鹿1439着、1538発→男鹿線普通列車→秋田1637着、1648発→羽越線いなほ14号」指定席→酒田1815着→酒田泊

【指定席】②「リゾートしらかみ2号」青森→秋田、③「いなほ14号」秋田→酒田

【補足】

「いなほ」は自由席もありますが、1時間27分の乗車時間から指定席としています。

 

5日目 日本海その2

(コース概略:酒田→新潟→弥彦→柏崎→上越妙高→長野→松本→東京)

酒田659発→羽越線「いなほ4号」指定席→新潟905着、922発→越後線普通列車→吉田1023着、1026発→弥彦線普通列車→弥彦1035着、1148発→弥彦線→吉田1157着、1232発→越後線普通列車→柏崎1341着、1422発→信越線「しらゆき6号」自由席→上越妙高1506着、1555発→北陸新幹線はくたか568号」自由席→長野1618着、1700発→篠ノ井線「しなの22号」指定席→松本1751着、1840発→中央線「あずさ54号」指定席→八王子2042着→新宿2115着、2119発→中央線快速→東京2133着

【指定席】④「いなほ4号」酒田→新潟、⑤「しなの22号」長野→松本、⑥「あずさ54号」松本→新宿

【補足】

「いなほ」は自由席もありますが、4日目同様、2時間以上の乗車時間から指定席としています。

海岸線へのこだわりで越後線乗車とし、接続ダイヤの関係で吉田-弥彦を往復しています。

越後線は海岸線沿いでありながら海が見えないことが難点です。

上越新幹線も未乗のコースです。

越後線を省略して、上越新幹線を加える場合は以下のようになります。

※新潟→柏崎を上越新幹線長岡経由の乗継

新潟1028→上越新幹線「とき316号」自由席→長岡1048着、1119発「しらゆき4号」指定席→上越妙高1224着、1302発「はくたか562号」自由席→長野1321着、1400発→「しなの16号」自由席→松本1451着、1510発「あずさ42号」指定席→新宿1805着、1811発→中央線快速→東京1824

のようなコースも組めます。(「しらゆき」の乗車時間が増えることから指定席乗車、「しなの」を自由席としています。)

 

今回のルートは、列車ダイヤが制約された区間が中心のため、観光時間をとることはできませんでした。

ただし大湊線津軽線男鹿線の3路線については、海岸線沿いのこだわりに付帯した追加の往復乗車路線であり、この3路線を省略すれば青森、弘前、秋田での観光時間は2時間前後見い出すことができます。

 

実際に、大人の休日倶楽部パス東日本を使って海岸線の鉄道路線に忠実に乗る人がいるかどうかは分かりませんが、このような異色の使い方もあるという一例として紹介させていただきました。