新幹線5路線に日帰り5日間、指定席6回を効率活用する循環鉄道路線コース紹介です
2024年度の「大人の休日倶楽部パス東日本版」の、鉄道主体の車窓旅行中心のコース案内です。
今回は、東京起点の日帰り連続5日間編です。
40歳台までの方には無縁の話ですが、将来への予備情報?ということでお付き合いください。
「大人の休日倶楽部パス東日本版」は、JR東日本管内の新幹線、在来線特急自由席は乗り放題、指定席は5日間の中で計6回まで使えます。
全車指定席列車が増えてきているので、いかに指定席6回の列車を計画するかがポイントになります。
利用期間は2024年6月20日から7月2日、9月26日から10月8日、2025年1月16日から1月28日までの中での連続5日間、通常19,800円、えきねっと購入で18,800円です。
新幹線の5路線の乗車とともに極力、現地での一定観光時間、休憩時間も考慮した計画案です。
そんなもの、わざわざ書かなくてもネットの方が迅速、正確だよと言われればそれまでで、常に迅速な結論だけを求める人には理解されないかもしれませんが、時代遅れと言われようと、列車ダイヤの制約の中で自分の希望をいかに満たすか、時刻表と戦うのも鉄道趣味の楽しみのうちです。
毎回のことですがここでの案内は、半分以上は列車に乗るだけの車窓旅行ではありますが、5日間で指定席6回をいかにこなすかがポイントです。
山形新幹線福島-山形(新庄)、東北新幹線盛岡-新青森の相互間乗車では特急券が不要な点を活用します。
6回分の指定席以外は自由席または指定席の空席利用となるため、指定席予約状況によっては立席になることもありますのでご了承ください。
連続5日間の日帰り繰り返し計画のため、東京での出発と帰りの到着時間はいくらか余裕を持たせましたが、後半部はその余裕時間はあまりとれませんでした。
観光時間も考慮しましたが、有名観光地の往復には時間が不足かもしれません。
以下、時刻の「:」は略させていただきます。
新宿800発→中央線「あずさ5号」指定席→松本1037着→松本観光→松本1306発「しなの9号」自由席→篠ノ井線→長野1359着→長野観光→長野1710発→北陸新幹線「あさま628号」自由席→東京1852着
【ポイント】中央線の甲府盆地、篠ノ井線の善光寺平、姨捨駅眺望
【指定席①】あずさ5号
2日目 「SLばんえつ物語」乗車
東京704発→上越新幹線「とき303号」自由席→新潟856着、919発→信越線普通列車→新津940着、1003発→磐越西線快速「SLばんえつ物語」指定席→会津若松1336着→会津若松観光→1620発→磐越西線普通列車→郡山1736着→郡山休憩→郡山1830発→東北新幹線「やまびこ154号」自由席→東京1948着
【ポイント】「SLばんえつ物語」の全線乗車、磐越西線の磐梯山車窓
【指定席②】SLばんえつ物語
東京752発→常磐線「ひたち3号」指定席→仙台1228着→仙台休憩→仙台1345発→仙山線普通列車→山形1516着→山形観光→山形1705発→山形新幹線「つばさ154号」の空席利用→福島1815着→前側に連結された「やまびこ」編成に移動→福島1816発「やまびこ154号」自由席→東京1948着
【ポイント】
東京-仙台を東北新幹線でなく常磐線で移動し、仙山線経由で山形新幹線経由、福島盆地車窓展望の帰路のコースです。
「つばさ154号」で福島到着時は12号車ドアから降りて、「つばさ154号」の前側に連結した「やまびこ154号」の自由席1~5号車へ移動します。
福島での停車時間が短いため、福島では「つばさ」の左側ドアが開いたらまず「やまびこ」8号車に確実に乗ってから、車内移動で1~5号車の自由席へ移動します。
福島到着後は全車指定席の「つばさ」から自由席のある「やまびこ」で福島-東京移動が要件となります。
常磐線いわき以北の津波被災後の車窓、仙山線の山寺、山形新幹線の板谷峠越え、福島盆地が見どころです。
仙台、山寺、山形のどこで下車時間を割くかによって時間は変わってきます。
【指定席③】ひたち3号
【補足】
★ここでは、「大人の休日倶楽部」購入後、列車の指定席料金を追加では一切支払わない前提で、福島での「つばさ」から「やまびこ」移動としました。
ただし、福島乗り換え時間は最小1分で慌ただしいリスクがあります。
列車に乗り慣れていてフットワークが軽快なことが前提です。
★★「つばさ154号」を、山形-東京の全区間指定席にして指定席1回分を充て、その代替えとして2日目の快速「SLばんえつ物語」(または5日目の快速「リゾートしらかみ3号」)に、840円の指定席料金を別に支払う方が無難かと思います。
4日目 三陸鉄道の太平洋車窓
東京712発→東北新幹線「やまびこ123号」自由席→仙台918着、935発「はやぶさ103号」の空席利用→盛岡1051着、1126発「はやぶさ21号」の空席利用→八戸1202着、1224発→八戸線普通列車→久慈1409着、1415発→三陸鉄道→宮古1549着、1554発→山田線普通列車→盛岡1821着、1841発→東北新幹線「やまびこ66号」自由席→東京2200着
【ポイント】
翌日に指定席利用の列車が多いため、この日は指定席利用はなく、列車下車後の余裕時間もとれなかったコースです。
東北新幹線「はやぶさ」の仙台-盛岡で途中停車駅のある列車と、盛岡-新青森相互間では、「はやぶさ」の空席利用ができます。
東京-仙台で「はやぶさ」に乗った場合は、この特例はありません。
東京632発→秋田新幹線「こまち1号」指定席→秋田1024着、1050発→五能線快速「リゾートしらかみ3号」指定席→弘前1550着→弘前観光→弘前1741発→奥羽線快速→新青森1813着、1825発→東北新幹線「はやぶさ44号」指定席→東京2123着
【ポイント】五能線八森-鯵ヶ沢間82.1キロ、約2時間にわたって日本海車窓が展開します。
弘前で下車時間があります。
【指定席④~⑥】④こまち1号、⑤リゾートしらかみ3号、⑥はやぶさ44号
以上、観光時間を考慮したつもりではありますが、大半は列車移動なのでご承知ください。
「SLばんえつ物語」「リゾートしらかみ」は事前の指定券確保が要件で、立席乗車はできませんのでご注意ください。