平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

時刻表2024年7月号を拝見しての感想

JR時刻表2024年7月号を見た後の読後の雑感です

2024年6月20日、時刻表7月号が発売されました。

早速、書店でJR時刻表JTB時刻表を見ながら、どちらを購入しようか、時には両方購入することもありますが、どちらか片方の購入時はJR時刻表の方が多く、今回もJRの方になりました。

臨時列車は斜め文字、特急は赤色文字、「のぞみ」「はやぶさ」「こまち」と北陸新幹線列車が青文字で見やすく、判別もしやすいためです。

JTB時刻表にも駅弁情報や国際線航空ダイヤなど、JR時刻表にはない独自の価値があるのですが、印刷上の関係かどうか、本文の各ページの紙自体が黒ずんでいる印象を持ちました。

筆者の単なる目の老化による錯覚でしょうか。

 

以下は、時刻表のページをめくりながらの雑感です。

深い意味はありませんのでご了承ください。

 

さくいん地図について

JR四国の地図の欄外下段に注意書きが二つあります。

牟岐線由岐~木岐の「(臨)田井ノ浜」駅が7月13日~8月4日の営業、予讃線海岸寺詫間間の「(臨)津島ノ宮」駅が8月4・5日の営業という注意書きが見られるのは、毎年の時刻表7・8月号だけです。

とくに2日間だけとはいえ、「(臨)津島ノ宮」駅の営業表記を見ると安心します。

 

拡大図(東京付近)では、みどりの窓口のある駅がずいぶん減ったことを改めて感じます。

JR東日本で、同窓口の廃止のし過ぎが話題になりましたが、一例として武蔵野線でいえば中央線、総武線と接続する西国分寺駅西船橋駅までみどりの窓口を廃止したのは不便で、行き過ぎではないかと思います。

 

主要駅のご案内について

今更のことではありますが、東京駅の概念図では、大阪・博多方面は右側です。

いわゆる、丸の内側から見たものです。

しかし東京駅以外の東海道・山陽新幹線の主要駅の概念図では、大阪・博多方面はすべて左側です。

東京駅でいえば八重洲側から見た概念図の方が整合はとれます。

東京駅も大阪・博多方面を左側にすれば、他の駅の概念図と同じで分かりやすく思いますが、東京駅だけは中央快速線が手前にある方が分かりやすいのでしょうか。

官庁関係が丸ノ内側方向(山手線の円の内側)に位置することや、1番線が中央快速線ということも関係があるでしょうか。

 

JRニュースについて

最終の方で「夏の❝青春18きっぷ❞発売開始」のページがありました。

青春18きっぷ発売の公表が6月18日、その発売情報を盛り込んだ時刻表発売日が6月20日というのは、印刷時点での決定時間を逆算すれば遅すぎる公表ではないかと感じますが、発売自体は歓迎されるので、これ以上触れないことにします。

 

「夏の❝青春18きっぷ❞発売開始」のページに続いて、「❝立山黒部アルペンきっぷ❞発売中」のページがあります。

以前にも触れましたが静岡、名古屋、京阪神、山陽地区から発売している内容ですが、東京から発売しないのはやはり妙に感じます。

 

北陸新幹線と接続する敦賀での接続列車表記について

JR時刻表では、上越新幹線北陸新幹線の組み合わせによる上下列車を同じページで一体化しています。

敦賀での北陸新幹線と在来線特急乗り継ぎは「新幹線のりつぎ」のページになりますが、JTB時刻表では上越北陸新幹線の上下列車を分けて、北陸新幹線・在来線乗り継ぎ列車を一体化した構成です。

どちらが見やすいかは好みにもよりますが、敦賀での乗り継ぎ風評を思うと、JTBの新幹線本文での一体化方式の方が配慮はあるかとも感じます。

 

〇 特急時刻表について

特急「やくも」では、全列車にそれぞれ「新型車両で運転」と表記しています。

しかし7月号発売の時点では、「やくも」全列車が新型車両になっているので、列車名の冒頭に「新型車両で運転」とだけ表記し、新型車両であることを一括、総括してはどうでしょうか。

新型車両になったことも強調したい気持ちは分かりますが、全列車共通のことを列車ごとに表記するのはいささかしつこくも感じます。

「やくも」の一部列車が最繁忙期に新型車両での運転でないケースもありますが、それでも「やくも」の基本は全列車新型車両です。

伯備線の本文のページも同様です。

 

東京-熱海の東海道本線高崎線東北本線(東京-黒磯)について

同じ普通列車でも、【土曜・休日運休】と、◆(土曜・休日運転)の2種を二重表記しています。

ほとんどの普通列車が平日と休日との二重記載です。

【土曜・休日運休】と、◆(土曜・休日運転)とで、ページを分けるのはページ数の増加につながるので行ないたくないとは思いますが、◆(土曜・休日運転)の文字表記を 斜字にすることは価格増になってしまうでしょうか。

 

東海道本線東京-熱海、伊東線伊豆急行について

上下列車を同じページに組んだため、伊豆急行は主要駅しか掲載できない結果となっており、実用的に不足の時があります。

東海道本線上下列車のページを分けて伊豆急行は全駅表示してほしいものです。

常磐線の本文のように、仙台側の空白が多くても上野-仙台の全線を一括している事例もあり、例えば常磐線をいわきで分割してページを生み出し、東海道線上下列車の分割に充てるのはどうでしょうか。

ページ節約の容易な方法は、山陽・九州新幹線のページを、東京-鹿児島中央で同じページに合体するか、または山陽新幹線東海道新幹線との二重表記なので、九州新幹線を単独にして切り離すことです。

 

料金が必要な列車の補足表記について

京阪神の新快速でAシート指定席や、北陸第三セクター路線で座席指定券が必要な場合など、本文で「ご利用の場合」「ご乗車の場合」と丁寧に表記しています。

利用する前提での補足説明なので、表記を簡素化して例えばJR東海ホームライナー」のように、「乗車整理券〇〇円が必要です」だけでも十分伝わると思われます。

 

高崎線上越線東北本線の同ページ掲載について

高崎線上越線東北本線を同ページで組み合わせていますが、JTB時刻表愛用の人には、JR時刻表のような、高崎線東北本線という違う方向の幹線を無理やり同ページで構成するのはどうかということで、嗜好が分かれます。

元々、主要幹線同士なので以前は別々に掲載していました。

これを同じページで組んだのは、東京-大宮間の利用として使う際、両線一体の方が実用的という判断かと思われます。

 

主な車両の席番配置図について

座席の情報が分かる点で貴重ですが、3ページ分しかないのが残念です。

このページの前に特急列車編成表があり九州、寝台列車、快速列車の編成図には余白も見られます。

「JRのサービス&情報」&にも空欄が見受けられます。

これらの余白を詰めて、編成表を1ページ分増加できないかと感じます。

 

ほかにも気の付いた点はありますが、また別途とさせていただきたいと思います。