最少乗車人員の駅は2020年度の32人で、2023年度は72人でした
JR東日本の2023年度新幹線駅別乗車人員が公表されました。
上位駅として東京65,056人、大宮30,291人、仙台24,730人、高崎12,942人、宇都宮11,954人、上野11,559人といった、一日1万人以上の乗車人員の駅もあれば、100人に満たない2桁乗車人員の新幹線駅もあります。
今回は、2023年度乗車人員が2,000人未満の新幹線16駅について、2019年度から5年間の乗車人員の推移をみてみたいと思います。
以下のデータの見方
左から、駅名:2019年度乗車人員→同2020年度→同2021年度→同2022年度→同2023年度乗車人員、の順です。
順番として、2023年度の乗車人員数値の低い順に列記しています。
駅名 :2019→2020→2021→2022→2023年度の乗車人員(単位:人)
いわて沼宮内: 78→ 32→ 38→ 57→ 72
安中榛名 : 285→ 155→ 177→ 230→ 250
飯山 : 531→ 281→ 361→ 529→ 617
上毛高原 : 719→ 337→ 415→ 566→ 676
七戸十和田 : 761→ 361→ 418→ 569→ 685
浦佐 : 672→ 400→ 465→ 601→ 692
二戸 : 760→ 503→ 539→ 636→ 708
新花巻 : 900→ 320→ 369→ 572→ 713
白石蔵王 : 891→ 537→ 595→ 698→ 832
水沢江刺 : 970→ 491→ 566→ 738→ 872
くりこま高原:1,010 → 619→ 670→ 776→ 880
北上 :1,408→ 755→ 834→1,139→1,373
燕三条 :1,729→ 598→ 845→1,320→1,659
新白河 :2,135→1,032→1,190→1,576→1,868
本庄早稲田 :2,233→1,286→1,398→1,722→1,929
上越妙高 :2,111→ 762→ 995→1,556→1,993
総括
以上の数値を見ると、いずれも2019年度と翌年の2020年度の落差が大きく、その後、2021年度から2023年度の3年間は上昇傾向にあります。
意外だったのは、新花巻と上越妙高の2駅でした。
新花巻は浦佐と二戸、上越妙高は新白河と本庄早稲田に対して、いずれも2020年度から2022年度にかけて落ち込みがありましたが、2023年度では持ち直しています。
いずれも2023年度の乗車人員は、2019年度の数値を超えるには至っていません。
しかし2024年度の乗車人員数値が出た際には、2019年度を超えるのではないかとの期待が持てそうです。
最近になって再びコロナ禍の話題が出てきたのはやや気になりますが、個人のマスクは続けても飲食店でのアクリル板復活まではないでしょう。
乗車人員2,000人未満の新幹線16駅はどこまで減るか、また2桁の駅は1桁増えるか、2024年度の公表を待ちたいと思います。
なお、上記数値はJR東日本の新幹線駅別乗車人員データから転記したものですが、数値上の入力責任は負えませんので、あくまで参考としてご覧くださるようお願いいたします。