平行普通列車

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2025.3ダイヤ改正 東京19時発臨時「のぞみ203号」博多行きは定期化が効果的では?

東京発博多行き最終「のぞみ」は18:51発よりも19:00発の定期化が効果的と考えます

東海道・山陽新幹線では、2025年3月ダイヤ改正において、東京19:00発定期「のぞみ253号」新大阪行きを、山陽方面への利用が多い日には臨時「のぞみ203号」博多行きとして運転します。

JR東海の2024年12月13日付け「2025年3月ダイヤ改正について」から一部を引用させていただきます。

 

(以下引用)

山陽新幹線へ直通する東京発博多行最終臨時「のぞみ」を増設します。
東京19時00分発の新大阪行定期「のぞみ」を、山陽方面へのご利用が多い日に
は博多行臨時「のぞみ」として運転します。
これにより、東京発博多行の最終「のぞみ」は9分繰り下がり、首都圏から山陽方
面へ新幹線をご利用されるお客様は、首都圏でより長くお過ごしいただけるようにな
ります。

(以上引用)

 

現在の博多行き最終列車は、東京18:51発、博多23:51着の「のぞみ59号」ですが、多客期は東京19:00発の定期「のぞみ253号」新大阪行きを、臨時「のぞみ203号」博多行きとして設定するものです。

あくまで山陽区間では多客期の臨時列車を前提としての話ですが、9分間とはいえ、首都圏でより長く過ごせるようになることはありがたいことです。

 

博多発東京行き最終「のぞみ64号」を18:59発から19:00発にした誘発心理効果

今回の「のぞみ203号」博多行きについては過去の拙ブログ、2024年2月23日及び5月1日の「のぞみ64号」関連内容と重複する点がありますが、ご了承ください。

上りの博多発東京行きの最終列車では、博多19:00発、東京23:45着の「のぞみ64号」となっています。

この「のぞみ64号」は定期列車であり、つい最近まで、博多18:59発のダイヤのまま長く続いていましたが、博多19:00発に改善されました。

18:59発から19:00発へ、わずか1分の繰り下がりではありますが、博多18時台発と19時台発とで、心理的に大きく違います。

18:00発でも18:59発でも、18時台発には変わりなく、18時に入ると心理的に乗車の準備をしなければならなくなります。

これが19時台となることで、18時になってもまだ19時まで1時間の余裕があるという心理に変わります。

1,000円では買わないが999円で千円を切るなら買うという、999円と1,000円との買い物の購入心理と共通するものがあります。

 

東京19:00発「のぞみ203号」の定期化、18:51発「のぞみ59号」臨時化の方が効果的

前記しましたが、現在の東京発博多行き最終の定期列車は、東京18:51発「のぞみ59号」で博多23:51着です。

東京19:00発の定期「のぞみ253号」新大阪行きを、山陽方面への利用が多い日には臨時「のぞみ203号」博多行きとして設定することは大きく評価されます。

19時台発という1時間繰り下がりの拡大心理効果が大きいですが、課題が二つあります。

 

一つは、「のぞみ203号」は、山陽区間ではあくまで臨時列車ということです。

東京19時台発「のぞみ203号」を定期列車化し、18時台発「のぞみ59号」を臨時列車化した方が、東京-博多の最終列車としては18時(台)から19時(台)への1時間拡大のイメージとなって、「のぞみ64号」同様の心理効果が期待できます。

 

もう一つは、「のぞみ203号」が博多23:59着で、新幹線運行のぎりぎりの時間ということです。

1分でも遅れると、博多の手前の小倉で運転を打ち切らざるを得なくなります。

東海道区間での時間短縮は、19:00発「のぞみ」では新大阪まで所要2時間30分の時間帯のため困難です。

従って、山陽区間での停車駅を新神戸、岡山、広島、小倉にとどめ、新大阪-博多を「のぞみ64号」同様、所要2時間21分にして、博多23:52着とすることで、7分間の時間的な余裕を持たせる方が望ましいと考えます。

山口県内、徳山と小郡はいずれも通過となりますが、「のぞみ64号」同様、深夜0時以降の運転ができない新幹線事情からの博多到着7分間の余裕時間を理解していただきたいと思います。

 

東京19:00発、博多23:52着の「のぞみ203号」の定期列車化を待ち望みます。

 

(※ 筆記にあたり、JR東海の2024年12月13日付け「2025年3月ダイヤ改正について」から一部を引用させていただきました。)

tairayukiblog.hatenablog.jp

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