平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

木次線「みんな集まれ!き♡駅フェス2024」に行ったら備後落合への全線乗車をお薦めします

木次のイベントを見た後は、ぜひ備後落合までの木次線全線乗車を

元気いっぱい!木次線まつり実行委員会では、2024年10月14日(月・祝)10時~15時に木次線木次駅周辺で、木次線利活用推進協議会などが参加する「みんな集まれ!き♡(きすき)駅フェス2024」を開催します。

♡は、「すき」と読み替え、「きすき(木次)駅フェス2024」となります。

木次駅構内で木次線車両の展示、運転シミュレーター体験、軌道自転車試乗体験、ポイント転換・旗振り体験、子ども制服着用体験、ミニSLおろち号運転などがあり、木次線で来場した人には特典もあります。

当日は米子-出雲横田に快速「あめつち~木次線~」も運行されます。

 

さて、木次線木次駅でフェスティバルを見た後、宍道、松江、出雲市方面から来た人は、どちらの地区へ行くでしょうか。

そのまま宍道方面に戻るでしょうか。

木次線で木次の先、出雲三成出雲横田などに行くでしょうか。

 

せっかく木次線に乗って木次に降りたなら、その先、木次線の風物詞ともいえる出雲坂根駅の延命水と三段式スイッチバックを体感し、並行する道路の奥出雲おろちループも見ながら、終着の備後落合まで乗車体験してほしいと思います。

それを果たすには、米子からは8:10発、松江からは8:34発の「スーパーまつかぜ1号」で宍道8:47着後、宍道9:11発木次線列車で木次9:45着後、10時からすぐ会場に入ることになります。

出雲市からは8:39発普通列車宍道8:57着後、宍道9:11発の同列車乗り継ぎです。

 

木次の会場で何時間見るかがポイントになります。

列車ダイヤとの関連上、約1時間30分見学か、約4時間30分かのいずれかです。

前者の場合、木次11:57発、備後落合行きに乗車し、途中の出雲坂根駅は13:42発、終点の備後落合14:25着で目的達成です。

 

再び宍道方向に戻る場合、備後落合14:44発の同じ車両折り返しで、出雲坂根15:30→木次17:05→宍道17:43着の時間となります。

備後落合では19分間、駅や駅前周辺を観察してみてください。

かつては岩国・広島から米子・鳥取まで、芸備線木次線経由で急行「ちどり」が

3往復あり、うち1往復は夜行列車でした。

今は、広島-米子は山陽新幹線伯備線で岡山経由ですが、以前は芸備・木次線経由もあって、備後落合は交通の要衝の駅でした。

木次線内の急行「ちどり」の停車駅は出雲大東、木次、出雲八代出雲横田出雲坂根でした。

 

宍道側に戻らない場合は、備後落合に14:25着後、芸備線で三次方面は14:40発、新見方面は14:42発の接続列車があります。

本数の限られた木次線出雲横田-備後落合の列車では、宍道、三次、新見の3方向とも列車接続は便利な時間設定になっています。

 

木次のフェスティバルを堪能して、木次14:48発の列車で備後落合へ向かう場合は、木次14:48発備後落合行きで、出雲坂根は16:17、備後落合は17:01着です。

宍道側へ戻る際、備後落合17:41発ですが、出雲坂根は18:30、木次20:15、宍道21:15着となります。

 

宍道出雲横田まではいくらか列車本数が増えますが、出雲坂根までは行きません。

出雲坂根の三段スイッチバックでは、出雲坂根から三井野原へ向かう際の急こう配を上がるエンジン音、逆方向では急こう配を下るエンジン音の軽やかさの対照さも聞きどころです。

車窓の見どころと、将来性への不安の両方の要素から、今のうちに木次のイベント開催の機会に、出雲坂根の延命水とスイッチバック、奥出雲おろちループ道路車窓体験をポイントとする木次線往復体験乗車をお薦めします。

 

※ 写真は本文と無関係です。